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結核菌の宿主細胞内サバイバル機構における脂質膜構造変化の解析

研究報告コード R070000196
整理番号 R070000196
掲載日 2008年4月11日
研究者
  • 早川 枝李
研究者所属機関
  • 慶應義塾大学医学部
研究機関
  • 慶應義塾大学医学部
報告名称 結核菌の宿主細胞内サバイバル機構における脂質膜構造変化の解析
報告概要 近年、脂質膜の物理化学的性質が膜タンパク質の活性を調節していることがわかってきた。本研究では脂質分子固有の構造の違いに着目し、以下の二つの研究を行った。第一に、脂質分子の異なる形状の組み合わせにより誘導される脂質膜curvature stressが、脂質膜の物性と膜タンパク質の活性にどのような影響を与えるかについて、人工脂質二重層膜とG-プロテイン結合型膜タンパク質であるウシロドプシンを用いて検討した。この結果、脂質膜curvature stressの増大が、ロドプシンの活性を増加させ、脂質分子間のパッキング状態を、より密にしていることがわかった。第二に、細胞における現象モデルとして、ファゴソーム-リソソーム膜融合阻害を伴う結核菌の宿主細胞内でのサバイバル機構を検討するため、ファゴソーム膜類似人工脂質膜の膜構造ドメイン変化について、原子間力顕微鏡(Atomic Force Microscopy,AFM)とFRETを用いて解析した。この結果、結核菌から産生されるlipoarabinomannan(LAM)が人工脂質膜の膜構造ドメインを変化させ、また人工脂質二重層膜を用いた系で膜融合を阻害する可能性がin vitro実験により初めて示された。
画像

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研究分野
  • 微生物感染の生理と病原性
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 さきがけタイプ(旧若手個人研究推進事業を含む)/たんぱく質関連領域
研究報告資料
  • 早川 枝李. 結核菌の宿主細胞内サバイバル機構における脂質膜構造変化の解析. 2004年度“たんぱく質関連領域”合同シンポジウム 要旨集 「生体分子の形と機能」, 2004. p.41 - 44.

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