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ナノ複合体を用いた遺伝子治療による内科的再生医療

研究報告コード R070000282
整理番号 R070000282
掲載日 2008年4月11日
研究者
  • 山本 雅哉
研究者所属機関
  • 京都大学再生医科学研究所生体材料学分野
研究機関
  • 京都大学再生医科学研究所生体材料学分野
報告名称 ナノ複合体を用いた遺伝子治療による内科的再生医療
報告概要 これまでの再生医療は、皮膚、軟骨、骨など、組織学的および機能的に単純な組織を対象とし、外傷や外科手術によって失われた機能の回復を目的としてきた。本研究のねらいは、内科的なアプローチにより、慢性疾患に対して生体組織の再生を誘導する治療法、すなわち“内科的再生医療”を提案することである。これは、肝硬変、肺線維症、など難治性の慢性線維性疾患に対する根本的な治療策をもたない現在の外科的再生医療の問題を解決する、次世代の再生医療と位置付けることができるであろう。本研究では、こうした線維化を解消するためのキーとなる生体シグナル分子の遺伝子と水溶性高分子とのナノ複合体を用いたドラッグデリバリーシステムを開発し、標的部位に効率よく遺伝子を導入することによって、疾患治療を行うことを目的とした。本報告では、肝臓に対して高い親和性をもつ多糖であるプルランを利用したin vitroならびにin vivoにおける遺伝子導入とその疾患治療への応用について概説する。
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研究分野
  • 遺伝子操作
関連発表論文 (1) Yamamoto, M. and Tabata, Y.: Tissue engineering by modulated gene delivery. Adv. Drug Deliv. Rev. to be published.
(2) Yamamoto, M., Jo, J., Matsumoto, K., Nakamura, T., and Tabata, Y.: Liver targeting of plasmid DNA with a cationized pullulan for tumor suppression. 7th World Biomaterials Congress (2004.5.17-21 Sydney)
(3) Yamamoto, M., Jo, J., Okazaki, A., Ikai, T., Hirano, Y., and Tabata, Y.: Polysaccharide-based non-viral gene delivery system for adult stem cells. 32nd Annual Meeting and Exposition of the Controlled Release Society. (2005.6.18-22. Miami)
(4) Jo, J., Yamamoto, M., Okazaki, A., Ikai, T., Hirano, Y., and Tabata, Y.: Effect of physicochemical properties of cationized pullulan complexed with plasmid DNA on the level of gene expression for mesenchymal stem cells. The 8th US-Japan Symposium on Drug Delivery Systems. (2005.11.18-23. Hawaii)
(5) 山本雅哉、田畑泰彦:線維性慢性疾患の対する組織再生誘導治療.日本 DDS 学会誌 20(2), 110-117 (2005).
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 さきがけタイプ(旧若手個人研究推進事業を含む)/秩序と物性,ナノと物性,光と制御
研究報告資料
  • 山本 雅哉. ナノ複合体を用いた遺伝子治療による内科的再生医療. ナノテクノロジー分野3領域合同研究報告会 講演要旨集 「秩序と物性」「ナノと物性」「光と制御」領域 (研究期間:2002-2005), 2006 . p.66 - 67.

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