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炭素鋳型法による低次元性ナノ 金属化合物のビルドアップ型創製

研究報告コード R090000011
掲載日 2009年2月20日
研究者
  • 村橋 哲郎
研究者所属機関
  • 大阪大学 大学院工学研究科
報告名称 炭素鋳型法による低次元性ナノ 金属化合物のビルドアップ型創製
報告概要 金属原子の自己集合を化学反応により精密に制御し、望むサイズ・形状の金属クラスターを選択的に組み上げることは、ナノ会属化合物の基礎科学の発展に欠かせないと考えられてきた。金属原子を一原子レベルで精密かつ選択的に組み上げるためには、金属原子のランダムな塊状凝集を抑制しなければならない。従来型の金属クラスター構築方法(金属塩の系中還元や金属錯体の熱分解等)では、望む形状・サイズのものを自在につくりだすことに原理上の限界があるため、新しい概念に基づく化学手法の開発が求められてきた。本研究では、金属集合構造の中でも、特に構築することが困難とされてきた「1次元金属鎖」や「2次元金属シート」をサイズ・形状選択的に組み上げることを最重要課題の一つとして位置づけ、これを実現し得る化学手法を開発することを目指した。その結果、π-共役不飽和炭化水素類を「鋳型配位子」として用いる方法を新たに開発し、低次元性金属骨格を有する新型の有機金属化合物群を構築した(図1)。
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関連発表論文 1. T. Murahashi, H. Nakashima, T. Nagai, Y. Mino, T. Okuno, M. A. Jalil, H. Kurosawa, J. Am. Chem. Soc. 2006, 128, 4377.
2. T. Murahashi, T. Nagai, H. Nakashima, S. Tomiyasu, H. Kurosawa, Chem. Lett. 2006, 35, 754.
3. Y. Tatsumi, K. Shirato, T. Murahashi, S. Ogoshi, H. Kurosawa, Angew. Chem., Int. Ed. 2006, 45, 5799.
4. T. Murahashi, M. Fujimoto, M. Oka, Y. Hashimoto, T. Uemura, Y. Tatsumi, Y. Nakao, A. Ikeda, S. Sakaki, H. Kurosawa, Science, 2006, 313, 1104.
5. T. Murahashi, N. Kato, T. Uemura, H. Kurosawa, Angew. Chem., Int. Ed. 2007, 46, 3509.
6. T. Murahashi, M. Fujimoto, Y. Kawabata, R. Inoue, S. Ogoshi, H. Kurosawa, Angew. Chem., Int. Ed. 2007, 46, 5440.
7. Y. Tatsumi, T. Murahashi, M. Okada, S. Ogoshi, H. Kurosawa, Chem. Commun. 2008, 477.
8. T. Murahashi, N. Kato, S. Ogoshi, H. Kurosawa, J. Organomet. Chem. 2008, 693, 894.
9. T. Murahashi, Y. Hashimoto, K. Chiyoda, M. Fujimoto, T. Uemura, R. Inoue, S. Ogoshi, H. Kurosawa, J. Am. Chem. Soc. 2008, 130, 8586.
10. T. Murahashi, Y. Mino, K. Chiyoda, S. Ogoshi, H. Kurosawa, Chem. Commun. 2008, 4061.
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 さきがけタイプ(旧若手個人研究推進事業を含む)/構造制御と機能
研究報告資料
  • 村橋 哲郎. 炭素鋳型法による低次元性ナノ 金属化合物のビルドアップ型創製. さきがけ「構造制御と機能」研究領域 平成20年度成果報告会 ~ナノサイエンスを舞台とする若き分子科学者達の挑戦~  講演要旨集. p.21 - 22.

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