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樹木状金属集積体を用いたスピン空間の創出と機能開拓

研究報告コード R090000012
掲載日 2009年2月20日
研究者
  • 江 東林
研究者所属機関
  • 自然科学研究機構 分子科学研究所
報告名称 樹木状金属集積体を用いたスピン空間の創出と機能開拓
報告概要 意のままにビルディングブロックを望み通りの高次構造を作り出すことが分子科学領域における最も挑戦的な課題の一つである。本研究は、π電子系が空間特異的に配列した精密構造を創製し、ナノメートル領域における新しい電子・スピン機能の発現を目指すものである。π電子系は特異な電子構造を有し、タンパクの生体機能とも関連して、様々な領域においてかけがえのない役割を担っている。本研究では、既存のπ電子系の延長や単なる修飾ではなく、『ゼロ』からの設計と合成をもとに出発した。具体的に、共役系で連結した多核金属電子系を設計し、空間配列が高度制御されたナノ集積体の創出を目指した。これとは関連して、π電子系シート状高分子を合成し、分子設計の指針を確立するとともに、新規な高分子骨格構造の創出を本研究の最重点課題と位置づけた。これらの特異的な配列構造における電子、ホール、スピンなどの相互作用を通じて、従来とは異なる新しい化学・物理現象を発見し、それらを基盤として全く新しい機能性物質を開拓した。
画像

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関連発表論文 1. Synthesis of Magnetic Microspheres with Controllable Structure via Polymerization-Triggered Self-Positioning of Nanocrystals, Ao Xia, Jianhua Hu, Changchun Wang, Donglin Jiang, Small 3, 1811-1817(2007).
2. Hydrothermal Treatment to Prepare Hydroxyl Group Modified Multi-Walled Carbon Nanotubes, Dong Yang, Guiquan Guo, Jianhua Hu, Changchun Wang, Donglin Jiang, J. Mater. Chem. 18, 350-354(2008).
3. A Belt-Shaped, Blue Luminescent and Semiconducting Covalent Organic Framework, Shun Wan, Jia Guo, Jangbae Kim, Hyotcherl Ihee, Donglin Jiang, Angew. Chem. Int. Ed. 47, 8826-8830(2008)(VIP and Selected as a frontispiece of ACIE). Highlighted by Jyllian N. Kemsley, "Covalent Conducting Belts", C & EN, October 13, 2008 Volume 86, Number 41 P. 29.
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 さきがけタイプ(旧若手個人研究推進事業を含む)/構造制御と機能
研究報告資料
  • 江 東林. 樹木状金属集積体を用いたスピン空間の創出と機能開拓. さきがけ「構造制御と機能」研究領域 平成20年度成果報告会 ~ナノサイエンスを舞台とする若き分子科学者達の挑戦~  講演要旨集. p.23 - 24.

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