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胎生期低栄養による成長後の代謝異常発生機序の解明とその予防戦略の開発

研究報告コード R090000046
掲載日 2009年3月13日
研究者
  • 由良 茂夫
研究者所属機関
  • 京都大学 医学部附属病院
報告名称 胎生期低栄養による成長後の代謝異常発生機序の解明とその予防戦略の開発
報告概要 本研究では胎生期低栄養に起因する成長後の代謝異常発生機序を解明し、その予防戦略を開発する目的で、次のような検討を行うこととした。
1.胎生期低栄養モデル動物におけるメタボリック症候群の病態解析
マウスの胎生期低栄養モデルを用い、胎仔期、成獣期の代謝の変化を解析する。また、メタボロームの手法により代謝産物を網羅的かつ体系的に解析する。
2.新生仔期のレプチンへの暴露がメタボリック症候群の発症機序におよぼす影響の検討
新生仔期のレプチンサージの変化が成長後の肥満発症やメタボリックシンドロームの形成にどのように関与するかを野生型マウスだけでなく、レプチン遺伝子を欠損するob/obマウス、ヘテロ欠損マウス等を用いて解明する。
3.母体の食事組成の調整によるメタボリック症候群発症予防の試み
母体の食事組成の調整によるメタボリックシンドローム発症予防を試みるために、母獣の食餌組成を高蛋白または高アミノ酸食として胎生期低栄養の影響を検討する。また、胎生期・新生児期における種々の臓器発達において血中グルココルチコイドは重要な役割を担うことから、胎生期低栄養モデルにおけるグルココルチコイドの変動を明らかにし、グルココルチコイドの代謝酵素である11β hydoxy steroid dehydrogenase type2(11βHSD2)の発現を検討する。
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関連発表論文 ・Makoto Kawamura, Hiroaki Itoh, Shigeo Yura, Haruta Mogami, Shin-ichi Suga, Hisashi Makino, Yoshihiro Miyamoto, Yasunao Yoshimasa, Norimasa Sagawa, Shingo Fujii. Undemutrition In Utero Augments systolic blood pressure and cardiac remodeling in adult mouse offspring-Possible involvement of local cardiac angiotensin system in developmental origins of cardiovascular disease-Endocrinology, Vol.148:1218-1225, 2007.
・Hiroko Mise, Shigeo Yura, Hiroaki Itoh, Mercy A. Nuama, Maki Takemura, Norimasa Sagawa, Shingo Fujii. The Relationship between Maternal Plasma Leptin Levels and Fetal Growth Restriction Endocrine Journal, Vol.54: 945-951, 2007.
・Shigeo Yura, Hiroaki Itoh, Norimasa Sagawa, Hiroshi Yamamoto, Hiroaki Masuzaki, Kazuwa Nakao, Makoto Kawamura, Haruta Mogami, Yoshihiro Ogawa, Shingo Fujii Neonatal Exposure to Leptin Augments Diet-induced Obesity in Leptin-deficient ob/ob Mice Obesity, Vol.16:1289-1295, 2008.
・E Kitamura, Y Miki, M Kawai, H Itoh, S Yura, N Mori, K Sugimura, K Togashi Tl-signal intensity and height of the anterior pituitary in neonates: correlation with postnatal time. American Journal of Neuroradiology, Vol.29:1257-60, 2008.
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 さきがけタイプ(旧若手個人研究推進事業を含む)/代謝と機能制御
研究報告資料
  • 由良 茂夫. 胎生期低栄養による成長後の代謝異常発生機序の解明とその予防戦略の開発. さきがけ 3領域合同研究報告会 講演要旨集「代謝と機能制御」. p.37 - 40.

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