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細胞膜脂質による分裂軸方向の制御とがん化に伴う変化

研究報告コード R090000048
掲載日 2009年3月13日
研究者
  • 豊島 文子
研究者所属機関
  • 京都大学 ウイルス研究所
報告名称 細胞膜脂質による分裂軸方向の制御とがん化に伴う変化
報告概要 生物が卵からその固有の形を作っていく過程では、個々の細胞が一定の軸方向に沿って分裂する現象が重要な役割を果たす。最近、細胞が分裂する方向、すなわち「細胞分裂軸」の異常は腫瘍形成や多発性嚢胞腎病の発症に関わることが明らかとなってきており、細胞分裂軸を制御する分子機構の解明は、これらの病態発症のメカニズムを理解する上でも重要な研究課題となってる。細胞分裂の軸方向は、紡錘体と細胞表層に存在する因子との相互作用で決まる。これまでに、この分子機構には微小管やモータータンパク質などの細胞骨格関連因子が必須であることが、多くのモデル生物で明らかとなってきた。しかしながら、細胞膜脂質の役割についてはほとんど解析がなされていなかった。本研究では、細胞膜の脂質成分が分裂軸方向を制御する分子メカニズムを解明することを目指す。
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関連発表論文 ・Mitsushima, M., *Toyoshima, F., and Nishida, E. Dual role of Cdc42 in spindle orientation control in adherent cells. Submitted.
・*Toyoshima, F., Matsumura, S., Morimoto, H., Mitsushima, M., and Nishida, E. PtdIns(3, 4, 5)P3 regulates spindle orientation in adherent cells. Dev. cell, 13. 796-811(2007).
・*Toyoshima, F., and Nishida, E. Integrin-mediated adhesion orients the spindle parallel to the substratum in an EB1-and myosin X-dependent manner. EMBO J., 26:1487-1498(2007)
・*Toyoshima, F., and Nishida, E. Spindle orientation in animal cell mitosis:roles of integrin in the control of spindle axis. J. Cell Physiol, 213:407-411(2007).
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 さきがけタイプ(旧若手個人研究推進事業を含む)/代謝と機能制御
研究報告資料
  • 豊島 文子. 細胞膜脂質による分裂軸方向の制御とがん化に伴う変化. さきがけ 3領域合同研究報告会 講演要旨集「代謝と機能制御」. p.45 - 48.

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