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二量体検出原理による新規免疫測定法の開発

研究報告コード R090000073
掲載日 2009年4月3日
研究者
  • 上田 宏
研究者所属機関
  • 東京大学 大学院工学系研究科
報告名称 二量体検出原理による新規免疫測定法の開発
報告概要 抗体(免疫グロブリン)を用いた測定法である免疫測定法はその測定換作の簡便さと汎用性の高さから基礎研究から臨床診断、さらには環境分析まで多くの場面で活用されている。なかでも現在最も多用される酵素免疫測定法(ELISA法)においては、二つの抗体分子を用いて測定対象(抗原分子)を挟んで測定するサンドイッチ法がその感度の高さと測定濃度域の広さから主流である。しかしサンドイッチ法にはその実施に二種類の抗体を要し、二回の反応洗浄操作が必須、さらに分子量1000以下の低分子の測定が不可能という根本的な限界があり、今回これらの限界を超える新規免疫測定法の確立を目指して研究を行った。具体的には各種抗体分子の抗原結合部位を構成する二つのドメイン(重鎖可変領域VII及び軽鎖可変領域VL)を単離し,これらの会合を検出することにより従来不可能であった低分子を含む各種抗原の高感度な非競合的ワンステップ測定の可能性の実証を試みた。
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関連発表論文 ・S.-L. Lim, H. Ichinose, T. Shinoda & H. Ueda: Noncompetitive detection of low molecular weight peptides by open sandwich immunoassay, Anal. Chem., 79, 6193(2007).
・T. Suzuki, Y. Munakata, K. Morita, T. Shinoda & H. Ueda: Sensitive detection of estrogenic mycotoxin zearalenone by open sandwich immunoassay, Anal. Sci., 23, 65(2007).
・Y. Sasajima, T. Aburatani, K. Sakamoto & H. Ueda: Detection of protein tyrosine phosphorylation by Open Sandwich fluoroimmunoassay, Biotechnol. Prog., 22, 968(2006).
・K. Masuda, K. Sakamoto, M. Kojima, T. Aburatani, T. Ueda & H. Ueda: The role of interface framework residues in determining antibody VH/VL interaction strength and antigen binding affinity, FEBS J., 273, 2184(2006).
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 さきがけタイプ(旧若手個人研究推進事業を含む)/構造機能と計測分析
研究報告資料
  • 上田 宏. 二量体検出原理による新規免疫測定法の開発. さきがけ「構造機能と計測分析」領域 一期生研究報告会 講演要旨集. p.25 - 26.

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