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超分子化学に基づく修飾タンパク質の蛍光分析法の開発

研究報告コード R090000079
掲載日 2009年4月3日
研究者
  • 林田 修
研究者所属機関
  • 九州大学 先導物質化学研究所
報告名称 超分子化学に基づく修飾タンパク質の蛍光分析法の開発
報告概要 細胞核内のクロマチンを構成するヒストンは、DNAを巻き付けてコンパクトにする役目を担う塩基性の球状タンパク質であるが、表面のリジン残基はメチル化やアセチル化などの翻訳後修飾を受け易いことが知られている。これらの翻訳後修飾は遺伝子の発現を調節するなどの重要な役割を果たすことから、特異的に認識して検出できる新規な蛍光分析法の開発が切望されている。そこで、本研究では有機合成化学および超分子化学の手法に基づいて、ヒストンの翻訳後修飾を特異的に検出できる蛍光性人工ホストを開発することを目標に掲げた。具体的には、ヒストンが塩基性タンパク質であることに鑑み、効果的な静電相互作用が期待できるアニオン性のレゾルシナレン誘導体(Rl)を結合ユニットとして着目し、これを組み込んだ種々の人工ホストを開発することでヒストンならびに修飾ヒストンを蛍光検出することを目指した。
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関連発表論文 ・Osamu Hayashida, Noyuki Ogawa, Masaki Uchiyama, “Surface Recognition and Fluorescence Sensing of Histone by Dansy1-Appended Cyclophane-Based Resorcinarene Trimer” J. Am. Chem. Soc., in press.
・Osamu Hayashida, Masaki Uchiyama, “Multivalent Macrocyclic Hosts: Histone-Surface Recognition, Guest Binding, and Delivery by Cyclophane-Based Resorcinarene Oligomers” J. Org. Chem., Vol. 72, No. 7, 610-616(2007).
・Osamu Hayashida, Atsushi Kitaura, “Synthesis of Water-Soluble Tris(cyclophane) Hosts and Surfhce Plasmon Resonance Study on Guest-Binding Interaction with Immobilized Guests” Chem. Lett., Vol. 35, No. 7, 808-809(2006).
・Osamu Hayashida, Masaki Uchiyama, “Cyclophane-Based Tetra(resorcinarene) as a Host for Both Histone and Hydrophobic Molecular Guests” Tetrahedron Lett., Vol. 47, No. 24, 4091-4094(2006).
・Osamu Hayashida, “Synthesis of Water-Soluble Azacyclophane Hosts as a Guest-Delivering Carrier” J. Synth. Org. Chem., Jpn., Vol. 64, No. 10, 1041-1048(2006).
・Osamu Hayashida, Yousuke Takaoka, Itaru Hamachi, “Synthesis and Guest-Binding Study of Polytopic Multi(cyclophane) Hosts” Tetrahedron Lett., Vol. 46, 6589-6592(2005).
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 さきがけタイプ(旧若手個人研究推進事業を含む)/構造機能と計測分析
研究報告資料
  • 林田 修. 超分子化学に基づく修飾タンパク質の蛍光分析法の開発. さきがけ「構造機能と計測分析」領域 一期生研究報告会 講演要旨集. p.37 - 38.

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