TOP > 研究報告検索 > 光解離性修飾基を用いた蛋白質の構造と機能の新規研究法

光解離性修飾基を用いた蛋白質の構造と機能の新規研究法

研究報告コード R090000082
掲載日 2009年4月3日
研究者
  • 廣田 俊
研究者所属機関
  • 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科
報告名称 光解離性修飾基を用いた蛋白質の構造と機能の新規研究法
報告概要 タンパク質が生体内で機能するためには、特定の高次構造を持つ折れ畳んだ状態を形成することが必須であり、実験と理論の両面からタンパク質の構造形成に関する研究が盛んになされている。ストップドフロー法により比較的遅い時間領域でのタンパク質形成反応の理解が深まったが、ストップドフロー法の不感時間内(約1ms)での反応に関しては、いまだ不明な点も多い。このため、1msよりも早い初期段階での構造形成反応を追跡する良い手法の開発が必要であった。そこで本研究では、種々のタンパク質に広く応用できる方法として、化学修飾により光解離性修飾基をタンパク質の特定のアミノ酸残基に導入する手法の開発を行った。この手法では、不安定化した修飾タンパク質にパルス光を照射して、タンパク質から修飾基を瞬時に外すことにより、タンパク質のフォールディング反応を開始させ、その反応を追跡した。またこの手法の応用として、新規光応答性ペプチドを開発し、タンパク質-ペプチド相互作用の光制御を試みた。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

R090000082_01SUM.gif R090000082_02SUM.gif
関連発表論文 ・S. Hirota, Y. Fujimoto, J. Choi, N. Baden, N. Katagiri, M. Akiyama, R. Hulsker, M. Ubbink, T. Okajima, T. Takabe, N. Funasaki, Y. Watanabe, and M. Terazima, Conformational Changes during Apoplastocyanin Folding Observed by Photocleavable Modification and Transient Grating, J. Am. Chem. Soc. 128, 7551-7558(2006).
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 さきがけタイプ(旧若手個人研究推進事業を含む)/構造機能と計測分析
研究報告資料
  • 廣田 俊. 光解離性修飾基を用いた蛋白質の構造と機能の新規研究法. さきがけ「構造機能と計測分析」領域 一期生研究報告会 講演要旨集. p.43 - 44.

PAGE TOP