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生体単一分子のダイナミクスを粘弾性を通して見る

研究報告コード R090000084
掲載日 2009年4月3日
研究者
  • 影島 賢巳
研究者所属機関
  • 大阪大学 大学院工学研究科
報告名称 生体単一分子のダイナミクスを粘弾性を通して見る
報告概要 生体分子に代表されるソフトマターの物性は、一般にその粘弾性によって特徴付けられる。粘弾性とは、力学系が呈する保存的(弾性的)応答と非保存的(粘性的)応答を表わし、ダイナミクスの時間スケールに直結する複素的な物理量である。代表的な生体分子であるタンパク質は、その複雑に階層化された構造に応じて種々の時間スケールを持つダイナミクスを呈することが知られている。また、これを1本の高分子鎖として見ても、その性質を特徴付ける時間スケールとしての緩和時間が種々に分布しているはずである。本研究の目的は、感度に優れた力学応答計測手段である原子間力顕微鏡(AFM)を応用して生体分子のダイナミクスの時間スケールを一分子レベルで計測する手法の確立を目指すものである。本研究は、構造の知られたモデル的タンパク質分子を、従来型のAFM装置を用いて低周波で粘弾性計測し、アイデアの妥当性やデータ解釈の方法を確立することと、1MHzまでの広帯域で、粘弾性の周波数依存を計測できるAFMを開発することの2つの大きな目的で行われた。
画像

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関連発表論文 ・M. Kageshima, Y. Nishihara, Y. Hirata, T. Inoue, Y. Naitoh, and Y. Sugawara, Viscoelasticity and Dynamics of Single Biopolymer Chain Measured with Magnetically Modulated Atomic Force Microscopy, submitted to Proceedings of The 5th International Workshop on Complex Systems, 2007.
研究制度
  • 戦略的創造研究推進事業 さきがけタイプ(旧若手個人研究推進事業を含む)/構造機能と計測分析
研究報告資料
  • 影島 賢巳. 生体単一分子のダイナミクスを粘弾性を通して見る. さきがけ「構造機能と計測分析」領域 一期生研究報告会 講演要旨集. p.47 - 48.

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