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パラフィンへの金属繊維材混入による蓄放熱時間の短縮技術の開発

研究報告コード R120000002
掲載日 2012年3月12日
研究者
  • 春木 直人
研究者所属機関
  • 岡山大学大学院自然科学研究科
報告名称 パラフィンへの金属繊維材混入による蓄放熱時間の短縮技術の開発
報告概要 現在、有効に活用されず廃棄されている50℃~90℃付近の廃熱を貯蔵し、時間的空間的に隔てた場所で再び使用可能にする潜熱蓄熱システムは、エネルギーの有効利用や電力の負荷平準化に有効である。
 しかしながら、潜熱蓄熱源として期待されているパラフィンではその熱伝導率が低く、蓄放熱に時間を要することが本システム実用化の大きな障害となっている。
 これまでにも、熱伝達面の改善による伝熱面からパラフィンへの熱伝達促進(固相での流動性確保、撹拌・流動層化、伝熱面への伝熱フィン設置等)によって蓄放熱特性の改善が行われている。この方法では、そもそもの原因であるパラフィンの低熱伝導特性はそのままであり、かつ装置の大幅な改造が必要、撹拌・流動層化にさらなるエネルギーが必要という欠点を有している。
 本研究では,高熱伝導材料である金属繊維材をパラフィンに混入することによって、金属繊維方向のパラフィンの熱伝導率を増加させ、蓄放熱時間を短縮させる新たな蓄放熱促進技術の開発を行っている。これにより、蓄放熱過程における単位時間当たりの蓄熱量を大幅に向上させることができ、従来よりも短時間で多くの廃熱の利用が可能になると予想される。
画像

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関連発表論文 「熱伝導異方性を有する各種金属繊維層の熱伝導特性,春木直人・堀部明彦・川本裕太・稲葉英男,熱物性,24-1,9-14 (2010)」
研究制度
  • 研究成果最適展開支援プログラム(FS)探索タイプ

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