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生命活動のプログラム 構造生物学に基づくシグナル伝達系の解明とその制御

研究報告コード R990004216
掲載日 2001年2月6日
研究者
  • 稲垣 冬彦
研究者所属機関
  • 北海道大学大学院薬学研究科
研究機関
  • 北海道大学大学院薬学研究科
報告名称 生命活動のプログラム 構造生物学に基づくシグナル伝達系の解明とその制御
報告概要 シグナル伝達蛋白質に含まれる機能ドメインおよび機能ドメイン複合体の立体構造を明らかにし、ドメイン相互の認識機構を立体構造に基づいて解明する。次いで、立体構造解析の知見に基づき、ドメインを基盤としたシグナル伝達蛋白質の機能改変技術としてドメイン工学を確立することを目的とした。ドメイン工学には、ドメインの同定と新規ドメインの構造解析が必要である。平成10年度は、
1)プロテアーゼ限定分解によるドメインの切り詰め、
2)ランダムオリゴを用いたドメインの同定について検討した。
また3)SH3によるシグナル制御機構としてのリガンド交換を構造生物学的に明らかにした。
4)新規シグナル伝達蛋白質の作製を目的とし、蛋白質スプライシング反応を用いて、ドメインの組継ぎを行うことを検討した。
モデル系に適用した結果、スプライシング反応により、新規シグナル伝達蛋白質が作られていることが明らかとなった。ドメイン工学確立のために、基礎的検討を行った。本研究はシグナル伝達ばかりでなく、工学的な応用を行う上でも有用な研究であると考える。
研究分野
  • 生物学的機能
  • 糖質・糖鎖一般
  • 細胞生理一般
  • 細胞構成体の機能
  • 分子構造
関連発表論文 (1)Ichikawa, S., Hatanaka, H., Yuuki, T., Iwamoto, N., Kojima, S., Nishiyama, C., Ogura, K., Okumura, Y. and Inagaki, F.: Solution Structure of Derf 2, the major mite allergen for atopic diseases. J. Biol. Chem., 273, 356-360, 1998
(2)Abe, Y., Odaka, M., Inagaki, F., Lax, I., Schlessinger, J. and Kohda, D.: Disulfide bond structure of human epidermal growth factor receptor. J. Biol. Chem., 273, 11150-11157, 1998
(3)Akhter, S., Ichihara-Tanaka, K., Kojima, S., Muramatsu, H., Inui, T., Kimura, T., Kaneda, N., Talukder, H.A., Kadomatsu, K., Inagaki, F. and Muramatsu T.: Clusters of basic amino acids in midkine: Roles in neurite-promoting activity and plasminogen activator-enhancing activity. J. Biochem. 123, 1127-1136, 1998
(4)Ogura, K., Nagata, K., Hatanaka, H., Habuchi, H., Kimata, K., Tate, S., Ravera, W.M., Jaye, M., Schlessinger, J. and Inagaki, F.: Solutionstructure of human acidic fibroblast growth factor and interaction with heparin-derived hexasaccharide. J. Biomol. NMR, 13,11-24, 1998
(5)Tsuchiya, S., Ogura, K., Hatanaka, H., Nagata, K., Terasawa, H., Mandiyan, V., Schlessinger, J., Aimoto, S., Ohta, H. and Inagaki, F.: Solution structure of the SH2 domain of Grb2/Ash complexed with EGF receptor-derived phosphotyrosine-containing peptide. J. Biochem., 125, 1151-1159, 1999.
(6)Ogura, K., Tsuchiya, S., Terasawa, H., Yuzawa, S., Hatanaka, H., Mandiyan, V., Schlessinger, J. and Inagaki, F.: Solution structure of the SH2 domain of Grb2 complexed with the She-derived phosphotyrosine-containing peptide. J. Mol. Biol., 289, 439-445, 1999
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「生命活動のプログラム」研究代表者 稲垣 冬彦(北海道大学大学院薬学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 稲垣 冬彦. 生命活動のプログラム 構造生物学に基づくシグナル伝達系の解明とその制御. 戦略的基礎研究推進事業 平成10年度 研究年報,1999. p.100 - 103.

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