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量子効果等の物理現象 超構造分子の創製と有機量子デバイスへの応用

研究報告コード R990004242
掲載日 2001年2月6日
研究者
  • 雀部 博之
研究者所属機関
  • 千歳科学技術大学光科学部/理化学研究所
研究機関
  • 理化学研究所
報告名称 量子効果等の物理現象 超構造分子の創製と有機量子デバイスへの応用
報告概要 トポロジカルに構造制御した分子である“超構造分子”(Hyper Structured Molecules:HSM,例えば,デンドリマーなど)を設計・合成し,それらに電荷分布の非対称性,反応の異方性などを付与する。一方トポロジカルに設計されたπ電子は,結合切断,電子授受をトリガーとして分子内でスピン整列し,高スピン状態を実現する。このような高スピン分子を“量子スピン素子”(Quantum Spin Device)と位置付け,分子内に組み込まれた配列制御部位の示す磁気集積能により,超構造体を形成する。本研究の目的は,これらの超構造分子を用いて量子効果を示す有機デバイスを創製することである。この研究では,超構造分子グループ(理研)と量子スピン素子グループ(東大)の二者で協力して進めている。前者では超構造分子の単分子操作,単分子認識技術を目指して量子デバイスへの展開を図り,後者では“スピン分極ドナー”と呼ばれる電子構造をもつドナーラジカルを設計・合成した。
研究分野
  • 固体デバイス製造技術一般
  • 高分子固体の構造と形態学
  • 顕微鏡法
  • 光学的測定とその装置一般
  • 電子輸送の一般理論
関連発表論文 (1)Y. Zhang, T. Wada and H. Sasabe: “Carbazole Photorefractive Materials”, J. Mater. Chem., 8(4), 809-828(1998).
(2)S.-A. Choi, T. Wada, Y. Zhang, H. Kimura-Suda, J.-D. Kim and H. Sasabe: “Spontaneous Noncentrosymmetric Alignment of Carbazole Polymers”, Mol. Cryst. Liq. Cryst., 316, 83-86(1998).
(3)K. Nakajima, R. Micheletto, K. Mitsui, T. Isoshima, M. Hara, T. Wada, H. Sasabe and W. Knoll: “Development of a Hybrid SNOM/STM and its Application to Organic Ultra-Thin Films”, Mol. Cryst. Liq. Cryst., 322, 209-214(1998).
(4)T. Wada, Y. Zhang, T. Aoyama, Y. Kubo and H. Sasabe: “Multifunctional Hyper-Structured Molecules”, Mat. Res. Soc. Symp. Proc., 488, 255-264(1998).
(5)T. Sassa, T. Aoyama, Y. Zhang, T. Wada and H. Sasabe: “Photorefractive Effect from Photo-induced Orientation of a Novel Carbazole Derivative”, in 'Xerographic Photoreceptors and Organic Photorefractive Materials IV', SPIE-Int. Soc. Opt. Eng., 3471, 81-87(1998).
(6)H. Kimura-Suda, T. Wada, W. Liang, H. Nakahara and H. Sasabe: “Phase Measurement of Second-Harmonic Generation in Langmuir-Blodgett Films”, in 'Second-Order Organic Nonlinear Optics', SPIE-Int. Soc. Opt. Eng., 3474, 68-74a(1998).
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「量子効果等の物理現象」研究代表者 雀部 博之(千歳科学技術大学光科学部、理化学研究所)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 雀部 博之. 量子効果等の物理現象 超構造分子の創製と有機量子デバイスへの応用. 戦略的基礎研究推進事業 平成10年度 研究年報,1999. p.225 - 229.

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