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単一分子・原子レベルの反応制御 フェムト秒領域の光反応コントロール

研究報告コード R990004261
掲載日 2001年2月6日
研究者
  • 山内 薫
研究者所属機関
  • 東京大学大学院理学系研究科
研究機関
  • 東京大学大学院理学系研究科
報告名称 単一分子・原子レベルの反応制御 フェムト秒領域の光反応コントロール
報告概要 本プロジェクトの目標は,“化学反応の経路をフェムト秒レーザ光により選択的にコントロールし,特定の生成物の生成を可能とするための具体的な方法を確立すること”である。具体的には,多原子分子の光解離反応の“現実的な制御”を念頭に置いており,反応生成物への経路に分枝が見られる系で,その一方のみを選択的に進行させることを目指すものである。特に,2つ以上の超高速(フェムト秒領域)レーザ光パルスの“時間差”,“位相”,“波長””,“輝度”をコントロールすることにより,化学反応制御の最適な方法を探索し提案することに重点がある。このプロジェクトの成果を次に示した。
1)強光子場中の超高速原子・分子ダイナミクス(多原子分子の幾何学的構造が100フェムト秒という極めて短時間において大きく変化することを解明)。
2)検端紫外・真空紫外領域短波長レーザ光源の開発と光イオン化への応用展開。
3)摂動領域におけるIVR(分子内振動エネルギー再分配)の解明と制御。
研究分野
  • 光化学反応,ラジカル反応
  • 光化学反応
  • レーザ照射・損傷
  • レーザ一般
関連発表論文 (1)Vibrational propensity in predissociation rate of so2 C1B2 by two-types of nodal-pattern in vibrational wavefunctions, T. Sako, A. Hishikawa and K. yamanouchi, Chem. Phys. Lett. 294, 571-578(1998).
(2)Probing intramolecular vibrational energy re-distribution by using a pair of femtosecond laser puleses:A theoretical Model, N. Hashimoto, K. Someda and K. Yamanouchi, Chem. Phys Lett., 291, 130-136(1998).
(3)Algebraic forece-field Hamiltonlan expansion for a strongly anharmonic potential application to the C state of SO2, T. Sako, K. Yamanouchi and F. Iachello, Chem. Phys. Lett. 299, 35-41(1999).
(4)Ultrafast deformation of the geometrical structure of CO2 induced in intense laser fields, A. Hishikawa, A. Iwamoe and K. Yamanouchi, Phys. Rev. Lett., 83, 1127(1999).
(5)Derivative state analysis of intramolecular vibrational energy re-distribution of acetylene, H. Hasegawa and K. Someda, J. Chem. Phys. 33, 223-240(2000).
(6)Extraction of molecular dynamics in intense laser fields from mass-resolved momentum imaging maps: Application to Coulomb explosion of NO, A. Iwamae, A. Hishikawa and K. Yamanouchi, J. Phys. B:At. Mol. Opt. Phys. 33, 223-240(2000).
(7)星名賢之助、山内薫
「分子およびクラスターの超高速ダイナミクス」
季刊化学総説No.44 「超高速化学ダイナミクス」
山内薫、寺嶋正秀編、学会出版センター、53-66(2000)
(8)菱川明栄、山内薫
「強光子場中ノ分子ダイナミクス」
季刊化学総説No.44 「超高速化学ダイナミクス」
山内薫、寺嶋正秀編、学会出版センター、232-243(2000)
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「単一分子・原子レベルの反応制御」研究代表者 山内 薫(東京大学大学院理学系研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 山内 薫. 単一分子・原子レベルの反応制御 フェムト秒領域の光反応コントロール. 戦略的基礎研究推進事業 平成10年度 研究年報,1999. p.319 - 321.

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