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脳を知る シナプス可塑性の分子機構と脳の制御機能

研究報告コード R990004318
掲載日 2001年2月6日
研究者
  • 小澤 瀞司
研究者所属機関
  • 群馬大学医学部
研究機関
  • 群馬大学医学部
報告名称 脳を知る シナプス可塑性の分子機構と脳の制御機能
報告概要 本研究の目的は、
1)ウィルスベクターを用いて多種類のグルタミン酸受容体の遺伝子を中枢神経系に導入する手法を開発して脳機能の研究に応用すること、
2)小脳、海馬など、脳の各部位におけるシナプス機能の分子生物学的および生理学的研究を進めることにより、シナプス可塑性の分子・細胞機序を明らかにし、さらに、シナプス機能と脳の行動制御機能との関連を解明することである。
現在までの主な成果は、
1)ウィルスベクターを用いて海馬ニューロンに種々のグルタミン酸受容体サブユニット遺伝子を外来性に導入し、短期間のうちにシナプスの伝達特性を変化させうること、
2)運動学習の基礎となる小脳シナプスの長期抑圧には、持続期間が数時間の初期相と約2日間の後期相とがあり、後者のみが新しい蛋白質の合成に依存することを明らかにすることである。
以上の結果は初代培養標本を用いた実験系で得たものなので、今後はこれらの知見に基づき、分子・細胞レベルでのシナプス機能と個体レベルでの脳の制御機能との関連の解明を進める。
研究分野
  • 生物学的機能
  • 遺伝学研究法
  • 分子遺伝学一般
  • 遺伝子操作
  • 生物科学研究法一般
関連発表論文 (1)Kamiya, H. and Ozawa, S.: Kainate receptor-mediated inhibition of presynaptic Ca2+ influx and EPSP in area CA1 of the rat hippocampus, J. Physiol. (Lond.), 509, 833-845 (1998)
(2)Sudo, M., Okado, H., Iino, M., Tsuzuki, K., Miwa, A., Kanegae, Y., Saito, I. and Ozawa, S.: Postsynaptic expression of Ca2+-permeable AMPA-type glutamate receptor channels by viral-mediated gene transfer, Mol. Brain Res., 65, 176-185 (1999)
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「脳を知る」研究代表者 小澤 瀞司(群馬大学医学部)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 小澤 瀞司. 脳を知る シナプス可塑性の分子機構と脳の制御機能. 戦略的基礎研究推進事業 平成10年度 研究年報,1999. p.670 - 674.

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