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脳を知る 脳の神経回路形成と可塑性の分子機構

研究報告コード R990004321
掲載日 2001年2月6日
研究者
  • 村上 富士夫
研究者所属機関
  • 大阪大学大学院基礎工学研究科
研究機関
  • 大阪大学大学院基礎工学研究科
報告名称 脳を知る 脳の神経回路形成と可塑性の分子機構
報告概要 脳の機能を支える神経回路形成の機構を解明することは、脳の機能の解明にとって極めて重要なことである。我々は、脳の基本回路の一つである交叉性神経回路形成の機構を明らかにした。すなわち、神経管の腹側正中部にある底板が、軸索の誘引活性を有しており、そのために軸索が正中線までガイドされることを示した。また、底板の誘引活性によって正中線に達した軸索が底板に留まらないのは、軸索が底板の誘引活性に対する反応性を消失する故であることも明らかにした。また最近の研究では、脳の前後軸方向への軸索の伸長方向をを規定するメカニズムに関して、局所的かつ極性を持ったガイド因子が、中脳のニューロンガイド二重様な役割を果たしていることを明らかにした。今後は、これら研究を更に発展させ、脳における神経回路形成の区本原理の解明と、その分子機構の解明を目指し、これらの知見を基に可塑性の分子機構を明らかにすべく研究を進めたい。
研究分野
  • 生物科学研究法一般
  • 生物学的機能
  • 細胞構成体一般
  • 細胞構成体の機能
  • 脳・神経系モデル
関連発表論文 (1)R. Shirasaki, R. Katsumata and F. Murakami; Change in chemoattractant responsiveness of developing axons at an intermediate target, Science, 279, 105-107 (1998)
(2)W.-J. Song and F. Murakami; Development of functional topography in the corticorubral projection: an in vivo assessment using synaptic potentials recorded from fetal and newborn cats, J. Neurosci., 281, 9354-9364 (1998)
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「脳を知る」研究代表者 村上 富士夫(大阪大学大学院基礎工学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 村上 富士夫. 脳を知る 脳の神経回路形成と可塑性の分子機構. 戦略的基礎研究推進事業 平成10年度 研究年報,1999. p.687 - 693.

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