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神経成長におけるカルシウムシグナル制御機構

研究報告コード R000000001
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 竹居 光太郎
研究者所属機関
  • 東邦大学医学部基礎医学生理学第二講座
研究機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
報告名称 神経成長におけるカルシウムシグナル制御機構
報告概要 神経系の成長・発達における神経成長円錐内のCa2+の役割について,鶏卵胚の培養後根神経節(DRG)細胞を用いて検討した。成長円錐内に存在する1型イノシトール3リン酸受容体(IP3R)を介する細胞内Ca2+放出が,神経突起の伸長を制御する重要なシグナルであることが明らかになった。薬理学的阻害実験の結果,細胞内カルシウムストアからのCa2+放出を阻害して生ずる神経突起の伸長阻害は,細胞内cGMPを上昇させることで有意に緩和された。一酸化窒素合成酵素(NOS)は神経成長円錐に存在し,その活性を薬理的に阻害すると有意に神経突起の伸長が阻害された。これらの実験結果から,細胞内カルシウムストアからのCa2+放出はNOSを活性化してNOを産生し,細胞内cGMPを上昇させるCa2+依存性のシグナル伝達経路の存在が示唆された。
研究分野
  • 生物学的機能
  • 細胞生理一般
  • 神経系一般
関連発表論文 (1)Takei,K.,Shin,R.-M.,et al. (1998) Science,282:1705-1708.
(2)Kabayama,H.,Takei,K.,et al. (1999) Neurosci.,88:999-1003.
(3)Takei,K.,Chan,T.A.,et al. (1999) J. Neurosci.,19:9469-9479.
(4)Takei,K.,Tokushige,N.,et al. (2000) Bioimages,8 (1),in press.
(5)竹居光太郎 (2000) 臨床神経科学 (Clinical Neuroscience) 18 (10),in press.
(6)竹居光太郎、御子柴克彦 (1999) 実験医学19 (16) :73-81.
(7)竹居光太郎 (1999) 実験医学17 (14) :132-140.
(8)竹居光太郎 (1999) 実験医学別冊、pp.170-173.
(9)竹居光太郎 (1999) 細胞工学18 (5) :693-695.
研究制度
  • 創造科学技術推進事業、御子柴細胞制御プロジェクト/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 竹居 光太郎. 神経成長におけるカルシウムシグナル制御機構. 創造科学技術推進事業 御子柴細胞制御プロジェクトシンポジウム 『カルシウムを介する細胞内シグナル伝達のメカニズム』-受精から神経の発達と記憶まで- 講演要旨集(研究期間:1995-2000),2000. p.1 - 7.

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