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IP3-Caシグナル伝達系と初期発生における背腹軸形成

研究報告コード R000000005
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 粂 昭苑
研究者所属機関
  • Harvard University Molecular and Cellular Biology,
研究機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
報告名称 IP3-Caシグナル伝達系と初期発生における背腹軸形成
報告概要 初期胚の形態形成において,IP3-Ca2+シグナル伝達系が果たす機能を明らかにするため,アフリカツメガエルをモデル系に用いて研究した。アフリカツメガエルのモデルで発現しているIP31型受容体に対する特異的阻害活性を持つモノクローナル抗体を単離して解析に用いた。その結果,IP3-Ca2+伝達系は腹側化シグナルを伝達すると結論づけた。腹側のシグナルとしてのIP3-Ca2+シグナルの上流に働く物質として,G蛋白のβサブユニットが示唆される。すなわち,GαSあるいはGαi/oと協約する受容体の活性化を介してGβαが活性化され,IP3-Ca2+へとシグナルが伝達されると考察した。IP3-Ca2+シグナルの下流ではカルシニューリン、NFATが腹側化シグナルとして働いていることが強く示唆された。
研究分野
  • 生物学的機能
  • 細胞生理一般
  • 細胞膜の受容体
関連発表論文 (1)Kume,S.,Muto,A.,Aruga,J.,Nakagawa,T.,Michikawa,T.,Furuichi,T.,Nakade,S.,Okano,H.,Mikoshiba,K.,Cell 73,555-570 (1993).
(2)Kume,S.,Muto,A.,Inoue,T.,Suga,K.,Okano,H.,Mikoshiba,K.Science 278,1940-1943 (1997).
(3)Kume,S.,Inoue,T.,and Mikoshiba,K.Dev.Biol.in press (2000)
研究制度
  • 創造科学技術推進事業、御子柴細胞制御プロジェクト/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 粂 昭苑. .IP3-Caシグナル伝達系と初期発生における背腹軸形成. 創造科学技術推進事業 御子柴細胞制御プロジェクトシンポジウム 『カルシウムを介する細胞内シグナル伝達のメカニズム』-受精から神経の発達と記憶まで- 講演要旨集(研究期間:1995-2000),2000. p.35 - 39.

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