TOP > 研究報告検索 > 合成高分子のランダムコイルコンフォメーションの原子間力顕微鏡による直接観察

合成高分子のランダムコイルコンフォメーションの原子間力顕微鏡による直接観察

研究報告コード R000000052
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 熊木 治郎
  • 西川 幸宏
  • 橋本 竹治
研究者所属機関
  • 東レ(株)化成品研究所
  • 理化学研究所播磨研究所構造生物化学研究室
  • 京都大学大学院工学研究科高分子化学専攻
研究機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
報告名称 合成高分子のランダムコイルコンフォメーションの原子間力顕微鏡による直接観察
報告概要 原子間力顕微鏡(AFM)により,合成高分子のランダムコイルを初めて明確に観察することに成功した。用いたサンプルは,ポリ(スチレン)-b-ポリ(メタクリル酸メチル)ブロック共重合体(PS-b-PMMA)である。重合体を希薄なベンゼン溶液から水面上に展開し,溶媒を乾燥して得た膜を雲母上に移し取った。水との親和性がないPSブロック鎖は,水面上で凝集し,一本のPSブロック鎖を含む単ブロック粒子を形成し,その粒子から一本のPMMAブロック鎖が伸びている。雲母に移し取った直後は,PMMAは凝集したコンフォメーションを取っているが,高湿度下で処理することによりPMMAの分子鎖が著しく伸びたコンフォメーションに変化し,単一鎖のコンフォメーションを明確に観察可能となった。本検討では,PMMA一本鎖を同定するためにブロック共重合体を私用したが,本手法はブロック共重合体に限らず,広くポリマーのコンフォメーション観察に使用できると考えている。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

R000000052_01SUM.gif
研究分野
  • 顕微鏡法
  • 高分子固体の構造と形態学
  • 共重合
  • 成形
関連発表論文 (1)J. Kumaki, Y. Nishikawa, T. Hashimoto, J. Am. Chem. Soc., 118, 3321 (1996); J. Kumaki, H. Hashimoto, Koubunshi High Polymers, Japan, 46, 246 (1997); J. Kumaki, T. Hashimoto, Polymer Prep. Jpn., 45, 2886 (1996), J. Kumaki, Y. Nishikawa, T. Hashimoto, Polym. Prep. Jpn., 45, 2886 (1996)
(2)J. Kumaki, Macromolecules, 19, 2258 (1986); Macromolecules, 21, 749 (1988).
(3)By the same authors, two-dimensionally microphase separated monolayer of a block copolymer, with each domain composed of the monolayer of each block was first reported., J. Kumaki, T. Hashimoto, J. Am. Chem. Soc, 120, 423, (1998).
研究制度
  • 創造科学技術推進事業、橋本相分離構造プロジェクト/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 熊木 治郎,西川 幸宏,橋本 竹治. Direct Observation of Random-Coil Conformations of a Synthetic Polymer with Atomic Force Microscopy. 創造科学技術推進事業 橋本相分離構造プロジェクトHashimoto Polymer Phasing Project Symposium on Multicomponent Polymers and Polyelectrolytes.(研究期間:1993-1998),1998. p.133 - 135.

PAGE TOP