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哺乳類初期胚で特異的に発現している遺伝子群とそのゲノム上での分布の解析

研究報告コード R000000066
掲載日 2005年2月22日
研究者
  • 洪 実
研究者所属機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
研究機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
報告名称 哺乳類初期胚で特異的に発現している遺伝子群とそのゲノム上での分布の解析
報告概要 哺乳類胚はあまりにも小さくて収集が困難であり,ヒトの初期胚の解析には倫理的問題もあり,これまで初期胚の研究は困難であった。そこでマウスの着床前胚をゲノムスケールで解析することにより,発生段階の細胞から出発してcDNAライブラリーの作製を試みた。未受精卵,受精卵,2,4,8,16細胞胚から遺伝子クローンの部分塩基配列を決定した。その結果,9718個の重複の無い遺伝子クローンが収集できた。これら遺伝子のカタログを基に各遺伝子の発現を見積もると,発生段階特異的に発現しているものが多数存在した。細胞が分裂するたびに特異的に発現のスイッチが入ったり切れたりするパターンを示す遺伝子が存在することが明らかになった。得られた新しい遺伝子のうち798個を異種間交雑マウスのパネルを用いてマウスのゲノム上にマップした。遺伝子の発現パターンとゲノム上での個々の遺伝子の散らばり具合に関し,同じ時期場所で発現している遺伝子はゲノム上でクラスタとして存在することを発見した。
研究分野
  • 遺伝子の構造と化学
  • 遺伝子発現
  • 細胞分裂・増殖
  • 発生と分化
  • 分子・遺伝情報処理
関連発表論文 (1)Ko MSH, Kitchen JR, Wang X., Threat TA, Wang X, Hasegawa A, Sun T, Grahovac MJ, Kargul GJ, Lim MK, Cui Y, Sano Y, Tanaka T, Liang Y, Mason S, Paonessa PD, Sauls AD, DePalma GE, Sharara R, Rowe LB, Eppig J, Morrell C, Doi H (2000). Largescale cDNA analysis reveals phased gene expression patterns during preimplantation mouse develolpment. Development 127, 1737-1749.

(2)Tanaka TS, Jaradat SA, Lim MK, Kargul GJ, Wang X, Grahovac MJ, Pantano S, Sano Y, Piao Y, Nagaraja R, Doi H, Wood 3 WH, Becker KG, and Ko MSH (2000). Genome-wide expression profiling of mid-gestation placenta and embryo using 15000 mouse developmental cDNA microarray. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 97, 9127-9132.
研究制度
  • 創造科学技術推進事業、土居バイオアシンメトリプロジェクト/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 洪 実. 哺乳類初期胚で特異的に発現している遺伝子群とそのゲノム上での分布の解析. 創造科学技術推進事業 土居バイオアシンメトリプロジェクトシンポジウム要旨集 生命における非対称性を探る…バイオインフォマティクスから発生生物学まで(研究期間:1995-2000),2000. p.3 - 4.

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