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Moleculicsを実現する空間の形状制御

研究報告コード R000000080
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 大久保 達也
研究者所属機関
  • 東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻
研究機関
  • 東京大学大学院工学系研究科
報告名称 Moleculicsを実現する空間の形状制御
報告概要 分子を操作し集積させ,その結果として反応や機能を制御するための場として,分子サイズの空間とネットワークが必要であると考え,Moleculics開拓のための基盤研究を行った。結晶構造中に分子サイズの空間を有するアルミノ珪酸塩のうち,6員環面で構成される一連のゼオライト(図1)に着目した。高温高圧水熱法によるゼオライト単結晶ソーダライトの育成,更にカンクリナイトのヘテロエピタキシャル成長条件について検討した。次にゼオライト骨格が低振動で光学的に透明である点に着目し,光を散乱しないナノサイズのゼオライトを合成し,液体中に分散した状態での強発光について調べた。これら研究で得られた成果をまとめると次の通りである。
1)ミリメータレベルでのソーダライト単結晶育成法の確立,
2)ソーダライトを基板としたカンクリナイトのヘテロエピタキシャル成長の成功,
3)ゼオライトの空間中にイオン,分子を集積させ,最高の量子発光収率でNd3+の発光に成功。
画像

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研究分野
  • 無機化合物の結晶構造一般
  • 無機化合物の結晶成長
  • 分子構造と性質の実験的研究
  • 合成鉱物
関連発表論文 (1)Tsuyoshi Shiraki, Toru Wakihara, Masayoshi Sadakata, Masahiro Yoshimura, and Tatsuya Okubo, Millimeter-sized sodalite single-crystals grown under high-tempeate, high-pressure hydrothermal condition, Microporous and Mesoporous Materials., 42, 229 (2001).
(2)Tatsuya Okubo, Toru Wakihara, Jacques Plevert, Sankar Nair, Michael Tsapatsis, Yoshifumi Ogawa, Hiroshi Komiyama, Masahiro Yoshimura, Mark E. Davis, Heteroepitaxial growth of zeolites, Angew. Chem. Int. Ed., 40, 1069 (2001)
(3)Toru Wakihara, Jacques Plevert, Sankar Nair, Michael Tsapatsis, Yoshifumi Ogawa, Hiroshi Komiyama, Masahiro Yoshimura, Mark E. Davis and Tatsuya Okubo, Heteroepitaxial growth of cancrinite thin film on sodalite single crystal, Stud. Surf. Sci. Catal., 135, 192 (2001).
(4)Yuji Wada, Tatsuya Okubo, Munenori Ryo, Toru Nakazawa, Yasuchika Hasegawa, Takayuki Kitamura, Shozo Yanagida, Strongest emission of Nd3+ in organic fluid achieved by encapsulation in cavity of nano-sized zeolite, J. Am. Chem. Soc., 122, 8583-84 (2000).
研究制度
  • さきがけ研究21、「形とはたらき」領域/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 大久保 達也. Moleculicsを実現する空間の形状制御. 「さきがけ研究21」研究報告会「形とはたらき」領域講演要旨集(研究期間1997-2000), 2000. p.35 - 44.

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