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形の作り直し—再生現象の分子生物学的解析

研究報告コード R000000083
掲載日 2007年5月11日
研究者
  • 西川 慶子
研究者所属機関
  • 広島大学理学部
研究機関
  • 広島大学理学部
報告名称 形の作り直し—再生現象の分子生物学的解析
報告概要 イモリを主なモデル動物として,脱分化による再生芽細胞形成の機構とその維持に関わる遺伝子を明らかにした。切断端付近の筋管で特異的に発現が変化する遺伝子をディファレンシャルディスプレイを用いて網羅的に調査し,肢切断後に発現が変化する遺伝子をいくつか確認した。その中,radのイモリホモログ(nrad)は,未切断肢筋では発現が見られず,切断後約4時間から発現が始まり,切断5日後に最もnradの発現が高くなり,切断22日後には未切断肢と同じレベルまで発現が低下した。レチノイン酸を投与した個体では,nradの発現は基部側まで広がり,高い発現レベルが長い期間持続し,これまで観察された再生過程における脱分化の変化とよく一致した。負の分化制御因子であるIdをマーカとして再生芽細胞の性質を,不完全な再生しかできない無尾両生類(ツメガエル)のそれと比較し,再生芽細胞の機能を明らかにし,cDNAサブトラクションによって遺伝子を単離した。
画像

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研究分野
  • 分子遺伝学一般
  • 遺伝子発現
  • 細胞生理一般
関連発表論文 (1)K. Shimizu-Nishikawa, I. Tazawa, K. Uchiyama and K. Yoshizato (1999) Expression of the helix-loop-helix type negative regulators of differentiation during limb regeneration in urodele and anuran. Develop. Growth Differ., 41, 731-743.
(2)K. Shimizu-Nishikawa, S. Tsuji, and K. Yoshizato (2000) Identification and characterization of newt rad (ras associated with diabetes), a gene specifically expressed in regenerating limb muscle. Dev. Dyn. (in press)
研究制度
  • さきがけ研究21、「形とはたらき」領域/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 西川 慶子. 形の作り直し—再生現象の分子生物学的解析. 「さきがけ研究21」研究報告会「形とはたらき」領域講演要旨集(研究期間1997-2000), 2000. p.65 - 73.

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