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小型肝細胞と肝実質細胞の増殖と分化における非実質細胞の効果

研究報告コード R990003837
掲載日 2001年2月6日
研究者
  • 立野 知世
  • 梶原 薫
  • 佐藤 玄
研究者所属機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
研究機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
報告名称 小型肝細胞と肝実質細胞の増殖と分化における非実質細胞の効果
報告概要 10~11週齢のF344雄ラットの肝臓より,コラゲナーゼ灌流法で肝臓の細胞を採取し,遠心操作で,肝実質細胞画分と,肝非実質細胞と小型肝細胞を含む肝非実質細胞画分を得た。さらに,この非実質細胞画分の細胞を遠心し,小型肝細胞を多く含む沈澱画分と非実質細胞を多く含む上澄み画分に分けた。
これらの小型肝細胞と肝実質細胞の単独培養,および非実質細胞との共培養を,ウシ胎児血清,表皮成長因子、ニコチンアミド,活性持続型ビタミンC,ジメチルスルホキシドを添加した培地で行った。どちらの肝細胞も単独培養では培養10日目ではコロニーを形成しなかったが,非実質細胞と共培養するとどちらもコロニーを形成した。非実質細胞との共培養により,小型肝細胞は20日で20倍に増殖したが,肝実質細胞は9倍程度しか増えなかった(図1,図2,図3)。ラット肝臓から採取した星細胞も非実質細胞と同様の増殖効果を示した。分化形質に関しては,非実質細胞との共培養において,肝実質細胞の方が,小型肝細胞に比べて,分化した肝細胞の形質(α1-アンチトリプシン)をより発現していることが分かった。
画像

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研究分野
  • 細胞・組織培養法
  • 細胞分裂・増殖
  • 細胞構成体の機能
  • 肝臓
  • 生体系モデル一般
関連発表論文 (1)Tateno C and Yoshizato K: Long-term cultivation of adult rat hepatocytes that undergo multiple cell divisions and express normal parenchymal phenotypes. Am J Pathol 1996, 148: 383-392
(2)Tateno C and Yoshizato K: Growth and differentiation in culture of clonogenic hepatocytes that express both phenotypes of hepatocytes and biliary epithelial cells. Am J Pathol 1996, 149: 1593-1605
(3)Chise Tateno, Kaori Takai-Kajihara, Chihiro Yamasaki, Hajime Sato, and Katsutoshi Yoshizato, Heterogeneity of Growth Potential of Adult Rat Hepatocytes In Vitro, Hepatology 2000, 31: 65-74
研究制度
  • 創造科学技術推進事業、吉里再生機構プロジェクト/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 立野知世,梶原薫,佐藤玄. 小型肝細胞と肝実質細胞の増殖と分化における非実質細胞の効果. 創造科学技術推進事業 吉里再生機構プロジェクト 成果報告集(研究期間:1992-1997),1997. p.259 - 261.

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