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肝細胞増殖に対するSwiss 3T3細胞の効果、及びその増殖促進因子の精製・同定

研究報告コード R990003839
掲載日 2001年2月6日
研究者
  • 佐藤 玄
  • 船橋 亮
  • Kristensen D B
  • 立野 知世
研究者所属機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
研究機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
報告名称 肝細胞増殖に対するSwiss 3T3細胞の効果、及びその増殖促進因子の精製・同定
報告概要 成体ラットから採取した肝細胞の増殖に最適な培養条件を探した。その結果,増殖能が高い小型肝細胞をウシ胎児血清,表皮成長因子、ニコチンアミド,活性持続型ビタミンC,ジメチルスルホキシド含んだ培養液中でSwiss3T3細胞と共培養すると,小型肝細胞がコロニーを形成しながら増殖することが分かった(図1)。また,この共培養では小型肝細胞のみならず肝実質細胞においても増殖・コロニー形成が起こった。
肝実質細胞の培養において,3T3細胞の培養上清を上記培地に加えると,Swiss3T3細胞と共培養したときの培養初期と同程度の増殖効果が見られた。3T3細胞培養上清中より肝細胞増殖促進因子を精製し,アミノ酸配列分析したところ,発生の時期特異的に強く発現する増殖関連因子のプレオトロフィンが同定された(図2)。3T3細胞のつくるプレオトロフィンが,肝細胞と3T3細胞の共培養系での主要な肝細胞増殖促進因子であることを示唆した。
画像

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研究分野
  • 細胞・組織培養法
  • 細胞分裂・増殖
  • 細胞構成体の機能
  • 肝臓
  • 発生と分化
関連発表論文 (1)Tateno C, Yoshizato K (1996) Growth and differentiation in culture of clonogenic hepatocytes that express both phenotypes of hepatocytes and biliary epithelial cells. Am J Pathol 149: 1593-1605
(2)Tateno C, Yoshizato K (1996) Long-term cultivation of adult rat hepatocytes that undergo multiple cell divisions and express normal parenchymal phenotypes. Am J Pathol 148: 383-92
(3)Hajime Sato, Makoto Funahashi, Dan Bach Kristensen, Chise Tateno, and Katsutoshi Yoshizato, Pleiotrophin as a Swiss 3T3 Cell-Derived Potent Mitogen for Adult Rat Hepatocytes, Experimental Cell Research 246, 152-164 (1999)
研究制度
  • 創造科学技術推進事業、吉里再生機構プロジェクト/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 佐藤 玄,船橋 亮,Kristensen D B,立野 知世. 肝細胞増殖に対するSwiss 3T3細胞の効果、及びその増殖促進因子の精製・同定. 創造科学技術推進事業 吉里再生機構プロジェクト 成果報告集(研究期間:1992-1997),1997. p.274 - 284.

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