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金属クラスター反応場の構築とクラスター触媒反応の開発

研究報告コード R000000189
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 鈴木 寛治
研究者所属機関
  • 東京工業大学大学院理工学研究科
研究機関
  • 東京工業大学大学院理工学研究科
報告名称 金属クラスター反応場の構築とクラスター触媒反応の開発
報告概要 アルカン活性化の過程で得られる各種中間体の分子構造,金属クラスター反応場の電子密度制御および多核クラスター錯体の合成ならびに置換クラスターによる有機基質の活性化,非Cp系ヒドリドクラスターの合成研究を進めた。三核ルテニウムペンタヒドリド錯体によるアルカンの活性化に関する研究では様々な置換様式を持つアルカンとの反応を詳細に検討し,反応様式,反応機構を明らかにした。三核ルテニウムクラスター上に架橋配位した有機基質の分子変換に関する研究ではアルカン活性化の研究を通じて加熱条件下では炭素-水素および炭素-炭素結合切断を伴う新しいタイプの骨格転移が起こることを認めた。二核および三核金属クラスター反応場の電子密度制御,異種金属クラスターの反応性,四核および五核のルテニウムポリヒドリドクラスターの合成,多環式芳香族化合物のクラスター合成と触媒作用,ならびにポリエン-多核パラジウム鎖複合体の調製等について研究の概要を報告した。
研究分野
  • 触媒反応一般
  • 白金族元素の錯体
  • 分子化合物
  • アルカン
関連発表論文 (1)Kouki Matsubara, Akiko Inagaki, Masako Tanaka, and Hiroharu Suzuki, “Regioselective C-H Bond Activation of Alkanes by a Trinuclear Ruthenium Trihydride Complex Having a μ3-Sulfido Ligand”, J. Am. Chem. Soc., 1999, 121, 7421-7422.
(2)Hiroharu Suzuki, Toshifumi Takemori, and Akiko Inagaki, “Activation of Acyclic and Cyclic Conjugated Dienes in Cooperation with the Three Metal Centers”, J. Synth. Org. Chem. Jpn., 1999, 57, 935-944.
(3)Akiko Inagaki, Toshifumi Takemori, Masako Tanaka, and Hiroharu Suzuki, “Intermolecular Activation of n-Alkanes by Trinuclear Ruthenium Pentahydride Complex. Successive Cleavage of Carbon-Hydrogen Bonds Leading closo-Ruthenacyclopentadiene Complexes”, Angew. Chem. Int. Ed. 2000, 39, 404-406.
(4)Hiroharu Suzuki, Akiko Inagaki, Kouki Matsubara, and Toshifumi Takemori, "Alkane Activation on Multimetallic Sites", Pure Appl. Chem., 2001, 73, 315-318.
(5)Takanori Shima, and Hiroharu Suzuki, "Heterobimetallic Polyhydride Complex Containing Ruthenium and Iridium. Synthesis and Site-Selectivity in the Reaction with Unsaturated Hydrocarbons", Organometallics, 2000, 19, 2420-2422
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「単一分子・原子レベルの反応制御」研究代表者 鈴木 寛治(東京工業大学大学院理工学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 鈴木 寛治. 単一分子・原子レベルの反応制御 金属クラスター反応場の構築とクラスター触媒反応の開発. 戦略的基礎研究推進事業 平成11年度 研究年報.科学技術振興事業団, 2000. p.436 - 441.

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