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培養パピラ細胞を用いた毛包誘導能に関する研究 パピラ細胞の培養に関する研究

研究報告コード R990003842
掲載日 2001年2月6日
研究者
  • 稲松 睦
  • 松崎 貴
研究者所属機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
研究機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
報告名称 培養パピラ細胞を用いた毛包誘導能に関する研究 パピラ細胞の培養に関する研究
報告概要 毛髪を作り出す毛包組織は,パピラと呼ばれる特殊な間充織と表皮との相互作用によって形成される。パピラは毛髪の伸張・休止の周期である毛周期にも関与する。毛髪の分化・伸張のメカニズムを知るためには,パピラの機能を探ることが重要である。
これまで,パピラ細胞の培養は難しかったが,表皮細胞由来の液性因子を添加することにより,パピラ細胞を長期間継代培養することに成功した(図1,図2)。この培養系に表皮細胞の混入はなく, 継代培養は90代以上繰り返すことが可能であった。さらに,この方法で継代培養したパピラ細胞は,この細胞固有の性質を発現していて,毛包誘導能を維持していた。
また,パピラ細胞の増殖を活性化する因子の特性および既知の増殖因子との関連について調べた。その結果,FGF1とFGF2が最も有望な候補であった。表皮細胞培養上清,FGF1あるいはFGF2を添加し,継代培養を繰り返したパピラ細胞は毛包誘導能を維持していた。
画像

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研究分野
  • 細胞・組織培養法
  • サイトカイン
  • 細胞生理一般
  • 細胞分裂・増殖
  • 外皮一般
関連発表論文 (1)Matsuzaki, T., Inamatsu, M. and Yoshizato, K.: Hair induction by dermal papilla cells cultured with conditiones medium of keratinocytes, In: D.J.J Van Neste and V.A. Randall (eds.) Hair research for the next millenium
Elsevier Science B. V. (1996) pp447-451
(2)Inamatsu, M., Matsuzaki, T. and Yoshizato, K.: Establishment of rat dermal papilla cell lines that sustain the potency to induce hair follicles from afollicular skin.
J. Invest. Dermatol. (1998) 111: 767-775
(3)Matsuzaki, T. and Yoshizato, K.: Role of hair papilla cells on induction and regeneration processes of hair follicles.
Wound Rep. Reg. (1998) 6: 524-530
(4)Kristensen, D.B., Inamatsu, M., Matsuzaki, T. and Yoshizato, K.: Analysis of the rat dermal papilla cell proteome.
EXP. Dermatol. (1999) 8: 339-340
研究制度
  • 創造科学技術推進事業、吉里再生機構プロジェクト/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 稲松 睦,松崎 貴. 培養パピラ細胞を用いた毛包誘導能に関する研究 パピラ細胞の培養に関する研究. 創造科学技術推進事業 吉里再生機構プロジェクト 成果報告集(研究期間:1992-1997),1997. p.331 - 345.

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