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低次元異常金属の開発

研究報告コード R000000204
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 佐藤 正俊
研究者所属機関
  • 名古屋大学大学院理学研究科
研究機関
  • 名古屋大学大学院理学研究科
報告名称 低次元異常金属の開発
報告概要 銅酸化物高温超伝導体の異常物性と超伝導の起源について実験側からの統一的描像を打ち出し,さらにそれを確立するための実験的研究を進めた。またこれに対する理論を進展させ,超伝導電子対形成に至る過程を調べた実験結果をよく再現する記述に成功した。さらにLa214系超伝導体に存在する"ストライプ"秩序と呼ばれる正孔の1次元的配列が,他の高温超伝導体にも存在して物性に影響を与えているか否かについての研究を進めた。また銅酸化物内の電子系のような,強い磁気ゆらぎによって常軌を逸脱した物性を示す類似物質系の開発研究に力を注いだ。特に幾何学的磁気フラストレーションを持つパイロクロア型化合物について,その合成と多方面からの実験研究を進め,その新奇な輸送特性,磁気特性を見い出した。
研究分野
  • 酸化物系超伝導体の物性
  • 酸化物結晶の磁性
  • 塩基,金属酸化物
関連発表論文 (1)M. Ambai, Y. Yasui, J. Takeda, Y. Kobayashi and M. Sato On the Anomalous Oxygen-Number Dependence of the Superconducting Transition Temperature of R1-xPrxBa2Cu3O6+y (R=Y and Lanthanide Elements) J. Phys. Soc. Jpn. 69 (2000) 170-177.
(2)S. Yoshii, K. Murata and M. Sato Effects of Strong Magnetic Fluctuations on the Transport Behavior of Pyrochlore Ruthenates near the Metal-Insulator Phase Boundary J. Phys. Soc. Jpn. 69 (2000) 17-20.
(3)M. Ito, Y. Yasui, M. Kanada, H. Harashina, S. Yoshii, K. Murata, M. Sato, H. Okumura and K. Kakurai Neutron Diffraction study of Pyrochlore Compound R2Ru2O7 (R=Y,Nd) above and below the Spin Freezing Temperature J. Phys. Soc. Jpn. 69 (2000) 888-894.
(4)M. Kanada, Y. Yasui, M. Ito, H. Harashina, M. Sato, H. Okumura and K. Kakurai Neutron Inelastic Scattering Study on a Single Crystal of Magnetically Frustrated Pyrochlore System Tb2Ti2O7 J. Phys. Soc. Jpn. 68 (1999) 3802-3805.
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「極限環境状態における現象」研究代表者 佐藤 正俊(名古屋大学大学院理学研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 佐藤 正俊. 極限環境状態における現象 低次元異常金属の開発. 戦略的基礎研究推進事業 平成11年度 研究年報.科学技術振興事業団, 2000. p.536 - 539.

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