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培養パピラ細胞を用いた毛包誘導能に関する研究 パピラ細胞の毛包誘導能に関する研究

研究報告コード R990003843
掲載日 2001年2月6日
研究者
  • 松崎 貴
  • 稲松 睦
研究者所属機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
研究機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
報告名称 培養パピラ細胞を用いた毛包誘導能に関する研究 パピラ細胞の毛包誘導能に関する研究
報告概要 パピラ細胞は毛包組織の分化・増殖に深く関わっている(図1,図2)。その物質的本質について追求した。
パピラ細胞は表皮細胞由来の液性因子を添加して培養することにより,長期間継代培養する方法を確立した。また、毛包組織の分化過程を研究するにあたり,毛包を構成する各組織を見分けるマーカーを得る目的で,毛包組織を認識するモノクローナル抗体を作製した。BALB/cマウスを,F344ラット成体頬髭毛包毛球部と毛包パピラまたはF344ラット胚皮膚を免疫原として免疫し,定法のハイブリドーマを作製し,最終的に25種のモノクローナル抗体を得た。この毛包組織を認識する抗体で,樹立したパピラ細胞株について,毛包誘導能を調べたところ,パピラ細胞株は長期間にわたって毛包誘導能を維持していることが分かった。この培養パピラ細胞に特異的に高発現している遺伝子を,PCRサブトラクション法を使って単離することができた(図3)。今後,この遺伝子機能の解明から,毛包誘導因子・分化因子の解明が可能になるであろう。
画像

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研究分野
  • 細胞生理一般
  • 細胞分裂・増殖
  • 外皮一般
  • 発生と分化
関連発表論文 (1)Matsuzaki T, Inamatsu M, Yoshizato K (1996) The upper dermal sheath has a potential to regenerate the hair in the rat follicular epidermis. Differentiation 60: 287-297.
(2)松崎貴、吉里勝利:皮膚の再生、遺伝50:21-25(1996)
(3)松崎貴:(第2章)皮膚の再生、吉里勝利編 再生-甦るしくみ、羊土社pp32-63(1996)
(4)松崎貴、吉里勝利:失われた毛髪は再生できるか、Newton16(12):122-127(1996)
(5)Matsuzaki, T., Inamatsu, M. & Yoshizato, K.: Hair induction by dermal papilla cells cultured with conditioned medium of keratinocytes. In D.J.J. Van Neste and V.A. Randall (eds) Hair research for the next millenium. Elsevier. pp 447-451 (1996).
(6)稲松睦、松崎貴、吉里勝利:毛乳頭細胞の毛髪誘導能を評価するアッセイ法、組織培養工学 23:57-61(1997)
(7)松崎貴、稲松睦、吉里勝利:毛包間充織細胞の毛髪誘導能、皮膚(印刷中)
(8)Inamatsu,M.,Matsuzaki,T.,Iwanari,H.&Yoshizato,K.:Establishment of rat dermal papilla cell lines that sustain the potency to induce hair follicles from afollicular skin.J.Invest.Dermatol. 111: 767-775 (1998).
(9)Matsuzaki,T.,Iwanari,H.,Inamatsu,M.&Yoshizato,K.:Differentiation of rat hair follicles studied by specific monoclonal antibodies.Differentiation(投稿中)
(10)Inamatsu,M.,Matsuzaki,T.&Yoshizato,K.:Effects of FGFs on growth and hair-inducibility of rat dermal papilla cells.(投稿準備中)
(11)Matsuzaki,T.,Inamatsu,M.&Yoshizato,K.:Promotion of keratinocyte proliferation by products of the genes which were up-regulated in dermal papilla cells.(投稿準備中)
研究制度
  • 創造科学技術推進事業、吉里再生機構プロジェクト/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 松崎 貴,稲松 睦. 培養パピラ細胞を用いた毛包誘導能に関する研究 パピラ細胞の毛包誘導能に関する研究. 創造科学技術推進事業 吉里再生機構プロジェクト 成果報告集(研究期間:1992-1997),1997. p.346 - 379.

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