TOP > 研究報告検索 > 血管系を導入した人工器官

血管系を導入した人工器官

研究報告コード R990003845
掲載日 2001年2月6日
研究者
  • 竹澤 俊明
研究者所属機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
研究機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
報告名称 血管系を導入した人工器官
報告概要 培養下での血管系を導入した人工器官を開発するために, 毛細血管代替物として形状の類似性からイネの繊維状根(ひげ根)に注目して, 化学固定した繊維状根の周囲に繊維芽細胞を三次元的に構築して培養する方法を確立した。この培養法では培養液が繊維状根に浸潤し, かつ繊維状根は細胞同士が密に凝集することを防ぐので, 従来のスフェロイド培養法に比べると内部構成細胞の長期間生存率は高まった。しかし, 繊維状根の通夜路である維管束系に培養液を効率的に通液することはできなかった。そこで,毛細血管代替物として吸水性に優れた医療用の綿糸製ガーゼに注目して, ガーゼ綿繊維の周囲に繊維芽細胞もしくは繊維芽細胞とコラーゲンゲル三次元的に構築して培養する方法を確立した。ガーゼの上端に培養液を加えると, 浸潤した培養液の過剰分がガーゼ綿繊維に沿って下端へ通液された。この方法は, 三次元再構築体の内部構成細胞への新鮮な培養液の供給と細胞代謝物の除去を可能とした理想的な培養人工器官を構築する方法と考えられるので, 今後の応用研究が期待される。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

R990003845_01SUM.gif R990003845_02SUM.gif R990003845_03SUM.gif
研究分野
  • 細胞・組織培養法
  • 細胞生理一般
  • 発生,成長,分化
  • 血管系
関連発表論文 (1)Toshiaki TAKEZAWA, and Katsutoshi YOSHIZATO "Mass Transport Via Naturally Branched Scaffolds Maintains Viability of a Reconstituted Model of Connective Tissue" Tissue Engineering 3, 329-343, 1997.
研究制度
  • 創造科学技術推進事業、吉里再生機構プロジェクト/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 竹澤 俊明. 血管系を導入した人工器官. 創造科学技術推進事業 吉里再生機構プロジェクト 成果報告集(研究期間:1992-1997),1997. p.401 - 429.

PAGE TOP