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運動指令構築の脳内メカニズム

研究報告コード R000000257
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 河野 憲二
研究者所属機関
  • 経済産業省 産業技術総合研究所(旧電子技術総合研究所)
研究機関
  • 経済産業省 産業技術総合研究所(旧電子技術総合研究所)
報告名称 運動指令構築の脳内メカニズム
報告概要 動物の滑らかで素早い運動の実現機構を明らかにするため,眼球運動系,上肢の到達運動を対象に,電気生理学的実験,脳活動の光計測,機能的MRIによる計測と計算論に基づく解析を組み合わせて研究を進めている。運動制御の例として,輻輳開散運動の制御機構を調べた。覚醒ニホンザルに両眼視差をもつ視覚刺激を見せて輻輳開散運動を誘発し,大脳MST野からニューロン活動を記録したところ,MST野のニューロン全体の活動が,視差によって誘発される輻輳開散運動のコントロールに関係していることが分かった。運動準備期付きの上肢到達運動課題を学習させたサルの左右ターゲットへの到達運動と,その時の一次運動野の脳神経活動を膜電位感受性色素を用いて実時間で光学的に同時記録した。到達運動の経過と,光学的計測によって観測された要素運動の指令を送る神経構造単位の順次の活性化は良く一致することが分かった。
研究分野
  • 光学的測定法とその装置
  • 動物生理一般
  • 筋肉・運動系一般
  • 神経系一般
  • 視覚
  • 脳・神経系モデル
関連発表論文 (1)K. Kawano: Ocular tracking: behavior and neurophysiology. Current Opinion in Neurobiology, 9, 467-473 (1999)
(2)Y. Inoue, A. Takemura, K. Kawano, M.J. Mustari: Relation of the Pretectal Nucleus of the Optic Tract to Short-latency Ocular Following Responses in Monkeys. Exp. Brain Res., 68, 169-180 (1999)
(3)K. Suehiro, K. Miura, Y. Kodaka, Y. Inoue, A. Takemura, K. Kawano: Effects of smooth pursuit eye movement on ocular responses to sudden background motion in humans. Neurosci. Res., 35, 329-338 (1999)
(4)K. Kawano, Y. Inoue, A. Takemura, Y. Kodaka, F.A. Miles: The Role of MST Neurons During Ocular Tracking In 3D Space. International Review of Neurobiology, 44, 49-63 (2000)
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「脳を知る」研究代表者 河野 憲二(電子技術総合研究所)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 河野 憲二. 脳を知る 運動指令構築の脳内メカニズム. 戦略的基礎研究推進事業 平成11年度 研究年報.科学技術振興事業団, 2000. p.825 - 827.

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