TOP > 研究報告検索 > シナプス可塑性の分子機構と脳の制御機能

シナプス可塑性の分子機構と脳の制御機能

研究報告コード R000000264
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 小澤 瀞司
研究者所属機関
  • 群馬大学医学部
研究機関
  • 群馬大学医学部
報告名称 シナプス可塑性の分子機構と脳の制御機能
報告概要 中枢神経系のニューロン,グリアに広範に存在する多種類のグルタミン酸受容体が,可塑性変化を中心とする中枢シナプスの機能発現,神経回路網での情報処理,個体レベルでの行動制御など脳機能全般に果たす役割を明らかにすることを目指し,以下の成果を得た。
1)ウイルスベクターを用いて,種々のグルタミン酸受容体サブユニットを新規に効率よくニューロン,グリアに発現させ,これらの細胞機能,シナプス伝達特性を変換し得ることを明らかにした。
2)グルタミン酸受容体及びGABA受容体が関与する小脳の種々のシナプスの可塑性変化の発現機構を部分的に解明すると共に,最も顕著な可塑性変化である長期抑圧の個体レベルでの役割を解析するために,マウス眼球運動計測システムを確立し,健常型野生マウスにおける基礎データを取得した。
3)イオンチャンネル型及び代謝調節型グルタミン酸受容体の重要な基礎的特性のいくつかを明らかにした。
研究分野
  • 生物学的機能
  • 細胞生理一般
  • 細胞構成体の機能
  • 細胞膜の受容体
  • 中枢神経系
  • 脳・神経系モデル
  • 神経の基礎医学
関連発表論文 (1)Yamada, N., Sudo, M., Okado, H., Iino, M., Tsuzuki, K., Miwa, A. and Ozawa, S.: Expression of recombinant NMDA receptors in hippocampal neurons by adenoviral-mediated gene transfer. Mol. Brain Res., 68, 169-180 (1999)
(2)Nakagawa, T., Iino, M., Sekiguchi, M., Wada, K. and Ozawa, S.: Potentiating effects of 4-[2-(phenylsulfonylamino)ethylthio]-2,6-difluoro-phenoxyacetamide(PEPA) on excitatory synaptic transmission in dentate granule cells. Neurosci. Res., 35, 217-223 (1999)
(3)Kamiya, H. and Ozawa, S.: Kainate receptor-mediated presynaptic inhibition at the mouse hippocampal mossy fibre synapse. J. Physiol. (Lond.), 523, 653-665 (2000)
(4)Koike, M., Tsukada, S., Tsuzuki, K., Kijima, H. and Ozawa, S.: Regulation of kinetic properties of GluR2 AMPA receptor channels by alternative splicing. J. Neurosci., 20, 2166-2174 (2000)
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「脳を知る」研究代表者 小澤 瀞司(群馬大学医学部)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 小澤 瀞司. 脳を知る シナプス可塑性の分子機構と脳の制御機能. 戦略的基礎研究推進事業 平成11年度 研究年報.科学技術振興事業団, 2000. p.862 - 866.

PAGE TOP