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昆虫の気流感覚情報処理における介在神経細胞内演算機構

研究報告コード R990003850
掲載日 2001年2月6日
研究者
  • 小川 宏人
研究者所属機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
研究機関
  • 科学技術振興事業団 創造科学技術推進事業
報告名称 昆虫の気流感覚情報処理における介在神経細胞内演算機構
報告概要 フタホシコオロギの最終腹部神経節には尾葉からの気流感覚信号を処理・統合し,逃避行動を解発するgiant interneuronと呼ばれる介在ニューロンが存在する。これらのニューロン内の細胞内演算を解明するため,カルシウム感受性蛍光色素を細胞内に注入し,同時に細胞内電位記録を行いながら,興奮時の細胞内カルシウム濃度変化を共焦点レーザ顕微鏡で計測した。尾葉神経束に20Hzのテタヌス刺激を与えたところ,まず樹状突起部分で細胞内カルシウムの濃度が上昇し始め,その後細胞全体に広がるのが観察された(図3)。また,尾葉への風刺激を与えると,活動電位のバーストに伴って一過性に細胞内カルシウム濃度が上昇した(図4)。このカルシウム応答は風刺激方向に依存し,さらにgiant interneuronの電気的応答を可逆的に抑制することが分かった。
画像

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研究分野
  • 生体防御と免疫系一般
  • 動物に対する影響
  • 末梢神経系
関連発表論文 (1)Ogawa, H., Baba, Y. and Oka, K. (1996)
Dendritic Ca2+ response in cercal sensory interneurons of the cricket Gryllus bimaculatus. Neurosci. Let. 219: 21-24
(2)Ogawa H., Baba Y. Okada K. and Oka K. (1999)
Dendritic Ca2+ transient increase evoked by wind stimulus in the cricket giant interneuron. Neurosci. Let. 275: 61-64
(3)Ogawa H., Baba Y. and Oka K. (2000)
Spike-dependent calcium influx in dendrites of the cricket giant interneuron. J. Neurobiol. 40: (inpress)
研究制度
  • 創造科学技術推進事業、河内微小流動プロジェクト/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 小川 宏人. 昆虫の気流感覚情報処理における介在神経細胞内演算機構. 創造科学技術推進事業 河内微小流動プロジェクトシンポジウム 講演要旨集(研究期間:1992-1997),1997. p.52 - 57.

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