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Caチャネル遺伝子の変異と神経疾患

研究報告コード R000000277
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 田邊 勉
研究者所属機関
  • 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科
研究機関
  • 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科
報告名称 Caチャネル遺伝子の変異と神経疾患
報告概要 α1Aカルシウム(Ca)チャネルは脳全体に広く発現しており,中枢および末梢神経系の伝達物質放出機構において中心的役割を果たしている。この遺伝子の種々の異変と各種の神経疾患との関連が解明され始めているが,脊髄小脳失調症6型(SCA6)もその一つである。本研究では,SCA6の病態とチャネル遺伝子変異との関係の解明と,変異α1Aチャネル及び他タイプのCaチャネル機能の調節・制御機能を活用した神経細胞の変性脱落を阻止する検討をした。これはCa依存性の神経細胞死を最終局面とする多くの神経変性疾患に対する治療法開発の基礎を成すものである。現在,二種のチャネルノックアウトマウスの作成を終了し,これらの機能解析をしている。また,SCA6の病態とチャネル遺伝子変異との関係を解明すべく,変異α1Aチャネルの発現制御,電流特性,活性制御などの側面から検討中である。
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研究分野
  • 遺伝的変異
  • 動物学研究法
  • 中枢神経系
  • 脳・神経系モデル
  • 神経の基礎医学
  • 神経系の疾患
関連発表論文 (1)Ishikawa, K., Fujigasaki, H., Saegusa, H., Ohwada, K., Fujita, T., Iwamoto, H., Komatsuzaki, Y., Toru, S., Toriyama, H., Watanabe, M., Ohkoshi, N., Shoji, S., Kanazawa, I., Tanabe, T.&Mizusawa, H. (1999). Abundant expression and cytoplasmic aggregations of alpha1A-voltage-dependent calcium channel protein associated with neurodegeneration in spinocerebellar ataxia type 6(SCA6). Hum. Molec. Genet., 8:1185-1193.
(2)Toru, S., Murakoshi, T., Ishikawa, K., Saegusa, H., Fujigasaki, H., Uchida, T., Nagayama, S., Osanai, M., Mizusawa H. and Tanabe, T. (2000). Spinocerebellar ataxia type 6 mutation alters P-type calcium channel function. Journal of Biological Chemistry 275:10893-10898.
(3)小山内実、田邊勉(2000)電位依存性カルシウムチャネルの分子薬理学、Clinical Calcium,10(3)268-274.
(4)Eric A. Ertel, Kevin P. Campbell, Michael M. Harpold, Franz Hofmann, Yasuo Mori, Edward Perez-Reyes, Arnold, Schwartz, Terry P. Snutch, Tsutomu Tanabe, Lutz Birnbaumer, Richard W. Tsien, and William A. Catterall (2000) Nomenclature of Voltage-Gated Calcium Channels. Neuron 25: 533-535.
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「脳を守る」研究代表者 田邊 勉(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 田邊 勉. 脳を守る Caチャネル遺伝子の変異と神経疾患. 戦略的基礎研究推進事業 平成11年度 研究年報.科学技術振興事業団, 2000. p.916 - 920.

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