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脳関門排出輸送に基づく中枢解毒

研究報告コード R000000281
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 寺崎 哲也
研究者所属機関
  • 東北大学未来科学技術共同研究センター
研究機関
  • 東北大学未来科学技術共同研究センター
報告名称 脳関門排出輸送に基づく中枢解毒
報告概要 血液脳関門では,脳網細血管内皮細胞同士が密着結合し,その周囲を周皮細胞と星状膠細胞が覆っている。また,これら3者は細胞間相互作用によって血液脳関門の機能を維持している。これらの機能を調べる動物実験用に,遺伝子改変ラットを用いて,条件的不死化脳網細血管内皮細胞株,周皮細胞株および星状膠細胞株の作成に成功した。また,脳網細血管内皮細胞株と星状膠細胞株の共培養により,ヘキソース輸送系GLUTIの発現量が約100倍誘導されて,生体により近い血液脳関門実験系の構築が可能となった。既研究で,血液脳関門には脳内神経伝達物質を脳から血液中に排出する輸送系が機能していることを示したが,今回,酸性アミノ酸を排出する輸送系が機能していることと,以下(セロトニン,ノルエピネフリン,γアミノイソブチル酸)を運ぶ輸送担体として,以下(SERT,NET,BGTI)が血液脳関門で発現していることを解明した。
研究分野
  • 生物学的機能
  • 細胞構成体の機能
  • 動物学研究法
  • 中枢神経系
  • 神経の基礎医学
関連発表論文 (1)K. Hosoya, M. Sugawara, H. Asaba, T. Terasaki: Blood-brain barrier produces significant efflux of L-aspartic acid, but not D-aspartic acid: In vivo evidence using the brain efflux index method, J. Neurochem., 73: 1206-1211(1999).
(2)T. Terasaki, K. Hosoya: The brain efflux index method (BEI) IN: Brain barrier Systems, Alfred Benzon Symposium 45, O.B. Paulson, G. M. Knudsen, T. Moos (Ed), Munksgaard, Copenhagen, (1999) pp114-123.
(3)寺崎哲也、細谷健一:血液脳関門研究における最近の進歩,薬事新報,2050:331-337(1999).
(4)T. Kitazawa, K. Hosoya, T. Takahashi, Y. Sugiyama, T. Terasaki: In-vivo and in-vitro evidence of a carrier-mediated efflux transport system for oestrone-3-sulfate across the blood-cerebrospinal fluid barrier, J. Pharm. Pharmacol., 52: 281-288(2000).
(5)高長ひとみ、森しのぶ、徳田典代、大槻純男、細谷健一、寺崎哲也:薬物動態を決定する機能蛋白質;血液脳関門と血液脳脊髄液関門,月刊薬事,42:761-776(2000).
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「脳を守る」研究代表者 寺崎 哲也(東北大学未来科学技術共同研究センター)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 寺崎 哲也. 脳を守る 脳関門排出輸送に基づく中枢解毒. 戦略的基礎研究推進事業 平成11年度 研究年報.科学技術振興事業団, 2000. p.932 - 933.

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