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オホーツク海氷の実態と気候システムにおける役割の解明

研究報告コード R000000325
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 若土 正曉
研究者所属機関
  • 北海道大学低温科学研究所
研究機関
  • 北海道大学低温科学研究所
報告名称 オホーツク海氷の実態と気候システムにおける役割の解明
報告概要 1999年度の研究実施内容と成果について報告した。8月~9月にわたりロシア船により,オホーツク海全域の2度目の観測航海を実施した。その結果,東樺太海流の存在を初めて確認すると共に,密度成層の発達した北西部大陸棚域の海洋構造を確認した。当海域が炭酸ガスの吸収域であると共に,メタンの顕著な放出域であることも分かった。また,本年も砕氷船「そうや」による冬季海氷域の観測を続けた。当海域の海氷は,寒冷なオホーツク海北部で形成され,激しく折り重なりながら,風と海流により運ばれてきたことが海氷の構造解析から分かった。また,航空機による海氷上の大気観測や3点同時ゾンデ観測を実施した。海洋上の熱フラックスが海氷上に比べて格段に大きいことなどが分かった。また,北海道湧別沖で係留による海氷厚観測を行い,氷厚に大きな経年変動のあることが観測された。また,マイクロ波観測データを基に,北半球全域の海氷の漂流ベクトルを精度良く求めることができた。
研究分野
  • 大気大循環,熱帯気象
  • 海洋の構造・力学・循環
  • 海氷
  • 雪氷学
  • 環境問題
関連発表論文 (1)Kikuchi, T., M. Wakatsuchi and M. Ikeda, A numerical investigation of the transport process of dense shelf water from a continental shelf to a slope, J. Geophys. Res., 104(C1), 1197-1210, 1999.
(2)Toyota, T., J. Ukita, K.I. Ohshima, M. Wakatsuchi and K. Muramoto, A measurement of sea ice albedo over the southwestern Okhotsk Sea, J. Meteorol. Soc. Jpn., 77, 117-133, 1999.
(3)Kimura N. and M. Wakatsuchi, Processes controlling the advance and retreat of sea ice in the Sea of Okhotsk, J. Geophys. Res., 104(C5), 11137-11150, 1999.
(4)Fukamachi, Y., G. Mizuta, K.I. Ohshima, M. Itoh, M. Wakatsuchi and M. Aota, Mooring measurement off Shiretoko Peninsula, Hokkaido in 1997-1998, Proc. 2nd PICES Workshop on the Okhotsk Sea and Adjacent Areas, Nemuro, Japan, 153-158, 1999.
(5)Fukamachi, Y., M. Wakatsuchi, K. Taira, S. Kitagawa, S. Ushio, A. Takahashi, K. Oikawa, T. Furukawa, H. Yoritaka, M. Fukuchi and T. Yamanouchi, Seasonal variability of bottom-water properties off Adelie Land, Antarctica, J. Geophys. Res., 105(C3), 6531-6540, 2000.
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「地球変動のメカニズム」研究代表者 若土 正曉(北海道大学低温科学研究所)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 若土 正曉. 地球変動のメカニズム オホーツク海氷の実態と気候システムにおける役割の解明. 戦略的基礎研究推進事業 平成11年度 研究年報.科学技術振興事業団, 2000. p.1162 - 1168.

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