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メソ対流系の構造と発生・発達のメカニズムの解明

研究報告コード R000000329
掲載日 2002年9月30日
研究者
  • 吉崎 正憲
研究者所属機関
  • 国土交通省気象庁気象研究所
研究機関
  • 気象庁 気象研究所
報告名称 メソ対流系の構造と発生・発達のメカニズムの解明
報告概要 この研究は,梅雨前線や日本海の冬季帯状雲,小低気圧,夏季の雷雨などの中で重要な役割を果たすメソ対流系の構造と発生・発達の機構の解明を目的としている。1999年度の研究実施内容と成果について報告する。1999年6月から7月にかけて九州地方の梅雨前線について,約1か月の地上観測と航空機などによる10日間の強化観測の大規模な観測を実施した。図1は観測期間の天気の概況を示す。降水は概して観測期間の前半に見られ(図1a),6月22日~7月3日にかけて梅雨前線は九州地方にあった(図1b)。図1cから,期間中はほとんど対流不安定な成層であって,特に低気圧が通過する際には地上付近の相当温度が大きくなり不安定となったことが分かる。また,7月2日には移動する降水バンドと地形性の停滞する降水バンドが同時に見られた(図2)。この時移動性降水バンドの対流セルの水平サイズは5~10kmであり,停滞性バンドは約5kmと小さかった。二つの降水バンドは梅雨期によく見られるメソ対流系の形態であった。さらにこれらを詳しく調べるために,別のデータを用いた解析や数値モデルによる再現実験を行った。
画像

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研究分野
  • 気象学一般
  • 大気大循環,熱帯気象
  • 大規模擾乱,台風,大気重力波
  • 中小規模擾乱,降水特性
  • 大気管理
関連発表論文 (1)九州における梅雨特別観測に関するワークショップ報告集, 吉崎正憲編(1999),47pp.
(2)1999年東シナ海・九州梅雨特別観測(X-BAIU-99)報告,吉崎正憲・瀬古弘・加藤輝之・小司禎教・永戸久喜・別所康太郎・郷田治稔・X-BAIU-99観測グループ,天気(2000),47,51-58
研究制度
  • 戦略的基礎研究推進事業、研究領域「地球変動のメカニズム」研究代表者 吉崎 正憲(気象研究所)/科学技術振興事業団
研究報告資料
  • 吉崎 正憲. 地球変動のメカニズム メソ対流系の構造と発生・発達のメカニズムの解明. 戦略的基礎研究推進事業 平成11年度 研究年報.科学技術振興事業団, 2000. p.1181 - 1184.

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