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フッ素イオン検出用剤及びその製造方法

シーズコード S100001952
掲載日 2010年10月6日
研究者
  • 藤木 道也
  • 郭 起燮
技術名称 フッ素イオン検出用剤及びその製造方法
技術概要 式(1)又は式(2)で示される重合体からなるフッ素イオン検出用剤である。(式中、R1およびR2は、アルキル基を表し、少なくとも一方は炭素数1~2のアルキル基である。nは正の整数を表す。R3~R6は、アルキル基を表し、このうちの少なくとも1つは炭素数1~2のアルキル基である。)フッ素イオンと接触することで、紫外光の吸収スペクトル又は蛍光スペクトルが変化する。これらの重合体の製造方法は図で示される。混合物をトリエチルアミンに溶解させて、重合させて重合体を製造する。重合体は、ケイ素に結合するアルキル基の少なくとも一方が炭素数1~2のアルキル基であるので、フッ素イオンに接触することで、フッ素イオンがケイ素に作用しやすく、フッ素に対する検出感度が高まる。フッ素イオン検出用剤は、σ-π共有結合性高分子フッ素イオンであるため、ケイ素に作用すると、ケイ素の配位数が変化し、重合体の構造が変化する。この構造変化は、紫外線吸収スペクトルにおいてπ電子にかかわるπ-π*吸収バンドを減少させ、あるいは、新規の吸収バンドを出現させるので、このような変化からフッ素イオンを検出できる。
画像

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研究分野
  • 重合反応一般
  • 高分子材料一般
  • 分析試薬
展開可能なシーズ 薄膜形成が可能で、合成操作が簡単なシリレン-π電子共重合体を実現し、感度の高いフッ素イオン検出を行えるフッ素イオン検出用剤を提供する。
重合体の特性変化を利用して、フッ素イオンの検出を行うことができる。変化は、接触したフッ素イオンの濃度に対応して変化するので、この関係から、フッ素イオンの濃度を測定できる。重合体の製造方法は、単純な工程で、容易に薄膜状に形成でき、合成の収率も高い。さらに、材料を効率よく重合できるため、省資源、低排出の重合方法となり、また、生分解性であるため、環境に悪影響が少ない製造方法でもある。
用途利用分野 フツ素イオン検出剤
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 学校法人奈良先端科学技術大学院大学, . 藤木 道也, 郭 起燮, . フッ素イオン検出用剤及びその製造方法. 特開2005-075922. 2005-03-24
  • C08G  61/12     
  • G01N  21/78     

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