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ルテニウム錯体触媒及びα,β-不飽和カルボン酸誘導体の製造方法

シーズコード S100002703
掲載日 2010年11月5日
研究者
  • 光藤 武明
  • 浦 康之
  • 近藤 輝幸
  • 和田 健司
  • 辻田 寛
技術名称 ルテニウム錯体触媒及びα,β-不飽和カルボン酸誘導体の製造方法
技術概要 α,β-不飽和カルボン酸誘導体の製造方法は、歪みのある環状オレフィンとα,β-不飽和カルボン酸エステルとを、後述するルテニウム錯体触媒の存在下で反応(共二量化)させて、β位が置換されたα,β-不飽和カルボン酸誘導体を製造する方法である。このような共二量化反応の典型的な例としては、反応式(1)で表されるノルボルネンとアクリル酸エステルとの反応や、反応式(2)で表されるノルボルナジエンとアクリル酸メチルとの反応が挙げられる。ルテニウムは、多様な酸化状態を取ることが可能である。ここでは、ルテニウムの酸化状態が0価、2価、3価、又は4価のルテニウム錯体を触媒として使用する。3価及び4価のルテニウム錯体は、還元剤により2価又は0価に還元されて触媒として活性化される。一般的には、ルテニウム錯体の構成は、Ru(X)(Lm) 、で表される。式中、Xはアニオン性配位子、Lmは多座配位子、mは1又は2の整数を表す。また、nは0乃至4のいずれかの整数を表す。mが2のとき、2個のLmは互いに異なる多座配位子であってもよい。多座配位子Lmとしては、二座配位子又は三座配位子が好ましい。
画像

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研究分野
  • 貴金属触媒
展開可能なシーズ 歪みのある環状オレフィンとα,β-不飽和カルボン酸エステルとから、β位が置換されたα,β-不飽和カルボン酸誘導体を高収率且つ高選択的に製造することができ、塩の副生がなく目的化合物の単離が容易な、α,β-不飽和カルボン酸誘導体の製造方法を提供する。
ルテニウム錯体触媒を用いて共二量化を行うことで、α,β-不飽和カルボン酸誘導体を、高収率且つ高選択的に製造することができる。例えば、歪みのある環状オレフィンとして、ノルボルネン類を用いた場合には、β位にノルボルニル基が導入されたα,β-不飽和カルボン酸エステルが得られる。このエステルは、香料、重合モノマーとして有望である。このように、本発明によれば、工業的に有用な物質を、安価な石油化学原料から製造することができる。また、このルテニウム錯体触媒を用いた場合には、反応終了後に多量の塩が副生しない。このため、目的化合物の単離が容易である。
用途利用分野 低原子価ルテニウム錯体触媒
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 学校法人京都大学, . 光藤 武明, 浦 康之, 近藤 輝幸, 和田 健司, 辻田 寛, . ルテニウム錯体触媒及びα,β-不飽和カルボン酸誘導体の製造方法. 特開2005-279340. 2005-10-13
  • B01J  31/22     
  • C07C  67/347    
  • C07C  69/608    

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