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有機-無機ハイブリッド体の製法

シーズコード S100002798
掲載日 2010年11月5日
研究者
  • 谷原 正夫
  • 大槻 主税
技術名称 有機-無機ハイブリッド体の製法
技術概要 有機-無機ハイブリッド体の製法によれば、シラノール基を含む化合物を共有結合で結合した水溶性多糖類を、多糖類部分及び/又はシラノール基を含む化合物部分で架橋してゲル化し、任意の形状に成型した後に、カルシウムイオン及びリン酸イオンを含む水溶液を接触させ、成型ゲル体にアパタイト類(リン酸カルシウム系化合物又はリン酸カルシウム系セラミックス)を表面及び内部に沈着させて、ハイブリッド体が製造される。アパタイト類としては、通常、ヒドロキシアパタイト類を使用する。成型ゲル体としては、シラノール基を含有する水溶性多糖類のゲル化物の一次元的、二次元的又は三次元的構造体等、例えば、繊維、該繊維で構成される織布、編物、不織布、フィルム等どが使用される。水溶液としては、リン酸カルシウムに対して過飽和量のカルシウムとリン酸イオンを含有する水溶液、即ち、リン酸カルシウムの溶解度(約0.0025g/水100g)を越える濃度でカルシウムイオンとリン酸イオンを含有する水溶液が有利である。カルシウムイオンとリン酸イオンの濃度は、例えば、36.5℃において、カルシウムイオン2.5mM以上及びリン酸イオン1mM以上である。
研究分野
  • 医用素材
  • 歯科材料
展開可能なシーズ 骨と同様の柔軟性と強度を合わせ持ち、生体内で分解・吸収され、生体に適用しても修復性や安全性の高い有機-無機ハイブリッド体を簡便かつ効率よく製造する方法を提供する。
シラノール基を含有するゲル化物に対してヒドロキシアパタイトを効率よく沈着させることができ、これによってヒドロキシアパタイトが高い密着力で三次元的に複合した有機-無機ハイブリッド体を得ることができる。この場合、過飽和濃度のカルシウムイオンとリン酸イオンを含有する水溶液を用いると、ゲル化物に対してヒドロキシアパタイトを短時間内にさらに効率よく複合化することが可能となるので、有機-無機ハイブリッド体の生産性を向上させることができる。また、この有機-無機ハイブリッド体は、生体適合性や生体活性が高いため、生体に適用しても高い修復性と安全性が保証される。
用途利用分野 人工骨、骨修復材料、骨充填材料、人工関節固定材料、顎骨再建材料
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学, . 谷原 正夫, 大槻 主税, . 有機-無機ハイブリッド体の製法. 特開2004-283439. 2004-10-14
  • A61L  27/00     
  • C08J   7/06     

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