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がん幹細胞の作成方法

シーズコード S100003110
掲載日 2010年11月5日
研究者
  • 高倉 伸幸
  • 山田 賢裕
  • 木戸屋 浩康
技術名称 がん幹細胞の作成方法
技術概要 腫瘍の成長中において、血液細胞は血管形成の促進因子を分泌し、腫瘍内に形成される新しい血管の形成に大きく貢献することを見出す。これらの血液細胞と腫瘍細胞との相互関係を解析した結果、造血幹細胞/前駆細胞を含有する血液細胞と腫瘍細胞との共培養により、腫瘍細胞と血液細胞とが細胞融合すること、及び血液細胞と細胞融合した腫瘍細胞は、融合前には発現していない幹細胞の表面抗原であるCD133(AC133)やc-kitの発現が誘導されていることを見出す。腫瘍細胞と血液細胞とをインビトロで細胞融合するがん幹細胞の作成方法である。造血幹細胞及び/又は前駆細胞を含有する血液細胞と腫瘍細胞との共培養により細胞融合を行なう。腫瘍細胞と血液細胞とを細胞融合することにより得られるがん幹細胞及び腫瘍細胞の混合物を培養して、モデル腫瘍組織を作成する。腫瘍細胞と血液細胞とを細胞融合することにより得られるがん幹細胞及び腫瘍細胞の混合物をヒト以外の哺乳類動物に投与して担がんモデル動物を作成する。血液細胞と細胞融合した腫瘍細胞は悪性度の高いがん細胞に変化し、またその細胞の表現型からがん幹細胞に形質転換したものと結論できる。
研究分野
  • 細胞生理一般
  • 基礎腫よう学一般
展開可能なシーズ がん幹細胞を実験的に再現性よく取得する方法を提供する。
このがん幹細胞を用いることにより、がん幹細胞の発生メカニズム及びがん幹細胞が関与するがんの形成過程を詳細に研究可能になる。また、被検物質の存在下で細胞融合を行い、細胞融合の阻害程度を確認することにより、がん幹細胞の生成を阻害する物質をスクリーニング可能になる。また、がん幹細胞のアポトーシスを誘導する物質をスクリーニングすることもできる。さらに、モデル腫瘍組織又はモデル腫瘍動物は、がん幹細胞が存在しない腫瘍細胞単独の場合に比べて、より現実の腫瘍に近い悪性度を再現していることから、がんの発生や成長、又はがんの転移などのメカニズムの詳細な解明に極めて有用であり、インビボで有効な抗腫瘍剤の開発に極めて有用である。
用途利用分野 モデル腫瘍組織、モデル腫瘍動物、抗癌剤スクリーニング
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人金沢大学, . 高倉 伸幸, 山田 賢裕, 木戸屋 浩康, . がん幹細胞の作成方法. 特開2006-296364. 2006-11-02
  • C12N   5/0789   
  • C12N   5/09     
  • C12N   5/095    

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