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活性酸素の定量法

シーズコード S100003177
掲載日 2010年11月5日
研究者
  • 平川 和貴
技術名称 活性酸素の定量法
技術概要 本発明においては、蛍光の強度の測定において、励起波長および蛍光の検出波長は、それぞれ葉酸が吸収する波長および蛍光スペクトルの範囲の波長を利用できる。本実施例では、360nmの励起光で試料を励起し、380~600nmの範囲で蛍光スペクトルを測定した。蛍光の極大波長である450nmにおける蛍光強度で評価した。この蛍光強度の測定は、通常の蛍光光度測定装置を用いて測定でき、例えば、ビタミンB又はその誘導体、金属イオン、活性酸素生成物質を含有する試料を水溶液中で混合して、試料溶液を石英製の蛍光用セルに入れ、蛍光光度計を使用して測定できる。活性酸素生成物質の定量とは、定量された過酸化水素の量から金属イオンの存在下で活性酸素を生成させた物質の量を表すことが出来るということを意味する。ビタミンB又は誘導体は、プテリジン環をもつが、プテリジン由来の蛍光はほとんど観測されなかった。酸化分解によって、プテリジン環の部分がアミノベンゾイル残基から離れることにより、強い蛍光が観測された。葉酸の蛍光は、過酸化水素と銅(II)イオンとの反応により酸化分解するとプテリジン化合物由来の非常に強い蛍光が観測される。また、アメトプテリンにおいても葉酸と同様に過酸化水素による酸化分解で強い蛍光が観察された。
画像

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研究分野
  • 分析化学一般
  • 分析試薬
  • 測光と光検出器一般
展開可能なシーズ 生体内で生成する過酸化水素などの活性酸素は、DNA損傷に関与するなど、その検出・定量は重要であることから、新しい活性酸素の定量法を提供する。蛍光プローブの利用では、高価な試薬が必要であり、また、多量の試料が必要である。また、原理上、電極の使用が不可能な試料への適用が不可能である。従来の定量法における問題点を解決し、活性酸素を高価な試薬を用いることなく、容易に定量する方法を提供する。
活性酸素を高価な試薬を用いることなく、金属イオン、特に銅(II)イオン存在下で、ビタミンBまたはその誘導体を用いて活性酸素の定量が可能となった。高価な試薬を用いることなく、安価な試薬と蛍光光度計とを用いて、高い感度で試料中の活性酸素の定量を行う検出試薬の開発が可能となる。活性酸素生成物質の探索及び定量、生成した活性酸素の定量を容易に実施することができる。さらに、生体内で生成する活性酸素検出用プローブとしての利用も可能である。そして、活性酸素生成物質の測定値を活性酸素生成等を介した酸化ストレスや生体分子損傷作用の簡便な評価法として利用できる。
用途利用分野 蛍光光度測定装置、電極間電位差測定、蛍光強度測定、蛍光プローブ
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 学校法人静岡大学, . 平川 和貴, . 活性酸素の定量法. 特開2006-119085. 2006-05-11
  • G01N  31/00     
  • G01N  21/78     
  • G01N  31/22     

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