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酸化ストレスによる心機能障害を改善する生理活性物質

シーズコード S100003200
掲載日 2010年11月5日
研究者
  • 水上 洋一
技術名称 酸化ストレスによる心機能障害を改善する生理活性物質
技術概要 心筋由来の培養細胞を大量に培養し、これらの細胞に虚血再灌流刺激を行い、この培養上清を大量に回収し、タンパク質成分を分離精製する。これらのタンパク質を、様々な条件下で心筋細胞に作用させ、心臓に対する生存活性を有する物質を探索した結果、骨格筋型乳酸脱水素酵素(M‐LDH)が、これまでに知られていなかった「心筋細胞死の抑制効果」という新規な効果を有することを見出す。心疾患治療薬として新規活性を有する骨格筋型乳酸脱水素酵素及び骨格筋型乳酸脱水素酵素を利用した心疾患治療薬のスクリーニング方法並びに骨格筋型乳酸脱水素酵素の血中濃度を測定する心筋虚血の検査方法である。骨格筋型乳酸脱水素酵素を有効成分とし、心筋の細胞死を伴う虚血性心疾患等の心疾患に対して有用な薬剤組成物である。虚血性心疾患は、労作狭心症、安静狭心症、前壁心筋梗塞、側壁心筋梗塞、下壁心筋梗塞、急性心不全、慢性心不全、虚血による重症の不整脈から選ばれる。骨格筋型乳酸脱水素酵素は心筋に対する活性酸素の作用を除去し、心筋細胞の細胞死を抑制する。
研究分野
  • 循環系の診断
  • 心臓作用薬の基礎研究
展開可能なシーズ 増殖因子以外で心臓の機能障害を改善する因子、より詳しくは、虚血再灌流時における細胞死を抑制する物質とその利用法を提供する。
骨格筋型乳酸脱水素酵素は、心筋細胞の細胞死を抑制する。そのメカニズムは、活性酸素によって細胞内に過剰に流入するカルシウムイオンの抑制であり、また、活性酸素によって生じる不整脈の原因である膜電位のオシレーション(揺らぎ)も顕著に抑制される。更に、単離した心臓において活性酸素による心拍出量の低下を顕著に改善する。活性酸素の作用を消去若しくは改善するものであり、不整脈をはじめとする種々の心疾患においても改善効果を有する。また、骨格筋型乳酸脱水素酵素がターゲットとする分子や細胞内情報伝達系を明らかにし、これらに作用する別の分子(化合物)を探索することによって、これまでに知られていない新規の心疾患治療薬をスクリーニングすることも可能となる。
用途利用分野 虚血性心疾患治療薬、虚血再灌流
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人山口大学, . 水上 洋一, . 酸化ストレスによる心機能障害を改善する生理活性物質. 特開2006-280213. 2006-10-19
  • A61K  38/43     
  • A61P   9/10     

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