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人工水路とその底質形成方法

シーズコード S100003241
掲載日 2010年11月12日
研究者
  • 中 達雄
  • 向井 章恵
  • 島 武男
  • 田中 良和
技術名称 人工水路とその底質形成方法
技術概要 河川生態系と水田生態系とを結ぶ、傾斜して形成された人工水路2である。底部4を自然底質から構成する。また両側壁部3A、3B間を結ぶ桟6を所定の間隔で設け、これら桟の上部には切欠部5A、5Bを設け、この切欠部の高さを水路断面積、水量、勾配、桟高さに応じて上下方向の流れを生じさせる高さに設定するとともに、隣り合う桟の切欠部を互いに幅方向位置を異ならせて配置する。側壁部には、切欠部近傍の溢流域に臨む部位に、水生生物が逃げ隠れ可能な空隙体7を設け、底部には、切欠部から溢流する水流の下方部位に洗掘防止部材(コンクリート板)を設ける。そして、水流が下方に流れる水域S1と水平に流れる水域S2とを形成し、水流が下方に流れる水域に洗掘により徐々に淵を形成し、水平に流れる水域に淵12の形成に伴い水流中の土砂を堆積させて瀬11と滞積部分とを形成するとともに、この滞積部分を、水位上昇時、水深の浅い瀬の水域となし、水位低下時、土砂を露出させ、流量増大時、最上流側桟から最下流側桟の間の水路面に蛇行流を生ぜしめて底質の多様化を保持する。
画像

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研究分野
  • 河川工事
展開可能なシーズ 水路勾配が急であったり水路幅が狭いといった地形的条件の制約下においても、簡素な構成で、多様で豊かな生態系の保全を図る水域環境を実現できる人工水路及びその底質形成方法を提供する。
勾配のある人工水路に自然の力を利用して、水生生物が生息可能な領域をつくることができる。また洗掘防止部材により過度の洗掘を防ぐことができ、人工水路に求められる排水路としての本来の機能の保全を図ることができる。
用途利用分野 農業水路、中山間地域傾斜水路、魚道
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 中 達雄, 向井 章恵, 島 武男, 田中 良和, . 人工水路とその底質形成方法. 特開2004-162309. 2004-06-10
  • E02B   5/00     
  • A01K  61/00     

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