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医療用基材としての繭糸構造物及びその製造法

シーズコード S100003242
掲載日 2010年11月12日
研究者
  • 高林 千幸
  • 竹澤 俊明
技術名称 医療用基材としての繭糸構造物及びその製造法
技術概要 繭糸構造物の製造法は、煮熟繭2から引き出した繭糸3単独を熱可塑性樹脂製芯棒11に巻き付けて第1層を形成し、この第1層の上に繭糸以外の合成繊維13又は形状記憶合金からなる金属繊維を巻き付けて第2層を形成し、次いで、この第2層の上に繭糸単独を巻き付けて第3層を形成することからなる。更にこの製造法は、この第1層及び第3層を形成する工程のうち両工程において又は第3層を形成する工程において巻き付けた繭糸3を加熱乾燥しながら、繭糸表面に保有されているセリシンにより繭糸相互を膠着させ、そして第3層を形成する工程において加熱により軟化した熱可塑性樹脂製芯棒11を左右に牽引して細くし、この細くした芯棒を取り出して繭糸と他繊維との管状の累層構造を有する管状繭糸構造物12を得る。この場合、煮熟繭2から引出した繭糸3を芯棒11に巻く際に、繭糸以外のナイロン、ポリエステル、ポリ乳酸繊維等の合成繊維の細繊度繊維と繭糸とを混繊しながら巻き付けてもよい。この混繊維としては、一般に、繭糸と合成繊維との混率が、繭糸:50~70%、合成繊維:50~30%の割合のものを用いることができる。
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研究分野
  • 医用素材
  • 養蚕一般
展開可能なシーズ 人工血管や人工臓器等の医療用基材として利用できる繭糸構造物及びその製造法を提供する。
繭糸から直接、立体状の任意な形態の繭糸構造物、例えば管状繭糸構造物を製造するに当たり、熱可塑性樹脂で任意な形状に成形した芯棒に煮熟繭から引き出した繭糸を巻き付け、しかる後に加熱乾燥し、繭糸表面に保有している粘着性タンパク質であるセリシンによって繭糸相互を膠着させると共に、加熱により軟化した熱可塑性樹脂製芯棒を左右に牽引して細くし、巻き付けた繭糸と芯棒とを分離して、任意の形態の管状繭糸構造物としているので、また、繭糸を巻き取る芯棒として、薄く細い板状の鋼材を螺旋状にした棒形状物を用いて、この棒形状物に煮熟繭から解離した繭糸を巻き付け、乾燥した後に、螺旋状の棒形状物を捻って細くすることにより、巻き付けた繭糸と螺旋状の棒構造物とを分離しているので、目的とする管状繭糸構造物を容易に提供することが可能である。
用途利用分野 人工血管、人工臓器
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 高林 千幸, 竹澤 俊明, . 医療用基材としての繭糸構造物及びその製造法. 特開2004-173772. 2004-06-24
  • A61F   2/04     
  • A61F   2/06     
  • A61F   2/08     
  • A61L  27/00     

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