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染色体の微小領域を回収する方法

シーズコード S100003270
掲載日 2010年11月12日
研究者
  • 杉山 滋
  • 塚本 和己
  • 大谷 敏郎
技術名称 染色体の微小領域を回収する方法
技術概要 原子間力顕微鏡(AFM)の探針を利用して特定の手順で回収操作を行なうことにより、微小領域の回収を効率良く行なうことができ、しかも連続回収も実現でき、回収された染色体の微小領域からは、その構成物質であるDNA等を抽出可能であり、塩基配列の解読や物理地図の作成に利用可能であることを見出す。染色体の微小領域14をAFMを用いて回収するにあたり、AFMの探針11を染色体13が固定されている基板12方向に押しつけながら移動させて、回収の対象である染色体13中の構成物質を含む微小領域14を探針11に付着させた後、探針を基板12から引き離すことにより、染色体の構成物質を含む微小領域14を回収する。AFMの探針を基板方向に押しつける力の大きさは、10~1000μNであり、かつ、探針の移動速度が毎秒1~300μmである。回収操作は、溶液中で行ない、回収操作に用いる溶液は、水、生理緩衝液、エタノール、メタノール、又は界面活性剤を含有する水溶液である。探針の移動を、染色体の長軸に対して60度~120度の角度をなす方向に染色体の全幅に対して行なう。図はこの方法における回収操作の原理を示す。
画像

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研究分野
  • 遺伝子の構造と化学
展開可能なシーズ 染色体の構成物質を含む微小領域を効率的に回収し、複数の隣接する微小領域の連続回収も精度良く行なうことのできる方法、及び回収された染色体の微小領域を基に、染色体の全てまたは任意の箇所の塩基配列を正確かつ簡便に解読する方法および物理地図を作成する方法を提供する。
染色体の微小領域を効率的に回収することができ、複数の隣接する微小領域の連続回収も精度良く行なうことができる。また、染色体の全てないし着目した部分を微小領域に分割し、位置情報付き微小領域として連続して回収すれば、染色体の塩基配列解読や物理地図作成の効率を従来の手法に比べ飛躍的に向上させることが可能である。
用途利用分野 染色体塩基配列解読、染色体物理地図作成、ゲノム解析
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 杉山 滋, 塚本 和己, 大谷 敏郎, . 染色体の微小領域を回収する方法. 特開2006-129717. 2006-05-25
  • G01Q  60/24     
  • C12N  15/09     
  • C12Q   1/68     

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