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カイコ中部絹糸腺特異的遺伝子発現系を利用したタンパク質の製造方法

シーズコード S100003279
掲載日 2010年11月12日
研究者
  • 田村 俊樹
  • 瀬筒 秀樹
  • 小林 功
  • 小島 桂
  • 神田 俊男
  • 内野 恵郎
技術名称 カイコ中部絹糸腺特異的遺伝子発現系を利用したタンパク質の製造方法
技術概要 セリシン遺伝子のプロモーターにより発現が制御されるGFPを有するトランスジェニックカイコを作出し、このカイコの最終齢の幼虫の絹糸腺を観察した結果、中部絹糸腺でのみ蛍光が観察され、吐糸期頃からGFPは中部絹糸腺の細胞から分泌され、GFPが腺腔内に移動する。最終的にはGFPは繭糸として吐糸され、GFPを大量に含む繭が作られる。このことから、セリシン遺伝子のプロモーター領域を利用して、中部絹糸腺において組換えタンパク質を生産可能である。また、組換えタンパク質は容易に中部絹糸腺の内腔に分泌される。中部絹糸腺特異的に発現するタンパク質をコードするDNAのプロモーター、およびこのプロモーターによって直接又は間接的に発現制御される任意のタンパク質をコードするDNAを有するトランスジェニックカイコであり、このカイコから、任意のタンパク質を回収する。トランスジェニックカイコは、中部絹糸腺特異的に発現するタンパク質をコードするDNAのプロモーターの下流に、機能的に結合した転写制御因子をコードするDNA、及び転写制御因子の標的プロモーターの下流に、機能的に結合した任意のタンパク質をコードするDNAを有する。
研究分野
  • 養蚕一般
  • 蛋白質・ペプチド一般
  • 分子遺伝学一般
展開可能なシーズ カイコの中部絹糸線における組換えタンパク質の生産方法を提供する。
セリシンの相対的な生産量はフィブロインには及ばないが、フィブロインは繊維タンパク質で水に非常に溶けにくいこと、フィブロインを合成する後部絹糸腺で合成されたタンパク質の分泌はかなり厳密な制御をうけることを考慮すると、中部絹糸腺において組換えタンパク質を生産する系は、後部絹糸腺より繊維性ではないタンパク質の生産に適していると思われる。さらに、セリシンはフィブロインと比較するとはるかに水に溶けやすいタンパク質であることや、特殊なシグナル配列がなくても腺腔内に分泌されることは、タンパク質生産系として有利な点である。
用途利用分野 組換えカイコ、繭糸タンパク質生産
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 田村 俊樹, 瀬筒 秀樹, 小林 功, 小島 桂, 神田 俊男, 内野 恵郎, . カイコ中部絹糸腺特異的遺伝子発現系を利用したタンパク質の製造方法. 特開2006-137739. 2006-06-01
  • C07K   1/00     
  • A01K  67/033    
  • A01K  67/04     
  • C12N  15/09     

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