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昆虫の乾燥耐性遺伝子とその利用

シーズコード S100003293
掲載日 2010年11月12日
研究者
  • 黄川田 隆洋
  • 奥田 隆
  • 渡邊 匡彦
  • 三田 和英
  • 門野 敬子
技術名称 昆虫の乾燥耐性遺伝子とその利用
技術概要 乾燥後0、12、36時間後のネムリユスリカ幼虫からcDNAライブラリーを作製することにより、3種類のLEA(late embryogenesis abundant)様タンパク質をコードする新規の遺伝子(PvLEA1、PvLEA2およびPvLEA3)を単離する。これらは、乾燥誘導性を発現をする遺伝子である。ネムリユスリカのLEAタンパク質が、生物に対し乾燥保護機能を有しているかを確認するために、細胞発現系を用いた結果、PvLEA1~3遺伝子を発現した細胞の内、トレハロースを含む培地で培養したもののみが、乾燥処理後もコロニーを形成することから、遺伝子の発現とトレハロースの共存が、動物細胞に乾燥耐性能を与える。被検細胞において、これらのポリヌクレオチド、またはポリヌクレオチドにコードされるタンパク質の発現を測定することにより、被検細胞の乾燥耐性の有無を判定する。このLEAタンパク質は、細胞の乾燥が進行するにつれて、タンパク質の発現レベルが上昇するため、LEAタンパク質の発現量を確認することで、被検細胞が乾燥状態であるのか否かの判定、または被検細胞の乾燥の度合いの確認を行うことができる。
研究分野
  • 分子遺伝学一般
  • 蛋白質・ペプチド一般
展開可能なシーズ ネムリユスリカ由来の乾燥耐性をコードするポリヌクレオチド、このポリヌクレオチドを含むベクター、ならびにそれらの利用方法を提供する。
ネムリユスリカから単離した遺伝子(PvLEA1~3)がコードするLEAタンパク質の発現により、細胞が乾燥した生物を乾燥状態から復活させることができる。被検細胞においてポリヌクレオチド、またはポリヌクレオチドによりコードされるタンパク質の発現を測定することによって、被検細胞の乾燥耐性の有無を判定可能となる。また、この遺伝子をネムリユスリカ以外の生物で発現させることで、その生物の乾燥保存が可能になる。さらに、脊椎動物へ導入することが可能ならば、細胞の乾燥保存技術に貢献できる。
用途利用分野 乾燥耐性生物、乾燥保存技術、乾燥耐性判定、乾燥状態判定
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 黄川田 隆洋, 奥田 隆, 渡邊 匡彦, 三田 和英, 門野 敬子, . 昆虫の乾燥耐性遺伝子とその利用. 特開2006-101874. 2006-04-20
  • C12N  15/09     
  • C12N   1/15     
  • C12N   1/19     
  • C12N   1/21     
  • C12N   5/10     
  • C12Q   1/68     

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