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リン酸カルシウム系多孔体および製造方法

シーズコード S012000003
掲載日 2002年1月29日
研究者
  • 田中 順三
研究者所属機関
  • 独立行政法人 物質・材料研究機構
研究機関
  • 独立行政法人 物質・材料研究機構
技術名称 リン酸カルシウム系多孔体および製造方法
技術概要 骨補填材としては毒性が無く機械的強度が十分で生体組織との親和性が高くて結合しやすくかつ生体内にて自然消滅して新生骨と自然に置き換わるものが望ましい。
本技術は、リン酸カルシウム化合物からなる多孔質構造を有する骨補填材に関するものである。
リン酸カルシウム粉末・架橋重合剤・起泡剤からなるスラリーを混合・撹拌して泡沫状態にし、架橋開始剤を添加して硬化・成形後、成形体を乾燥・焼結して多孔質焼結体とする。 架橋重合時において、隣接する泡の接触部分から三重点(陵部)・四重点(頂点部分)に原料粉末が移動し接触部分の液膜が壊れて、気孔が連通する。これにより球状の気孔が全体にわたって十分な断面積を有して連通し、気孔率55%~90%、気孔径150μm以上、連通部、 直径50μm以上、曲げ強さ5MPa以上、比表面積0.1m2/g以上である多孔質焼結体が得られ、生体において十分に骨芽細胞を侵入させ、新生骨を形成することができる。
従来技術、競合技術の概要 原料粉末と熱分解物質を混合・成型後、加熱して熱分解物質の除去と原料粉末の焼結を行う方法等があるが、形成された気孔は独立気孔になりやすく、また連通部の断面積が小さいため、多孔体内部に骨芽細胞等が侵入することが困難となる。また、連通部の断面積を大きくするための方法もあるが、乾燥時あるいは加熱時に骨格部分に破壊が生じ易く骨補填材料としての機械的強度が十分ではない。
研究分野
  • セラミック・陶磁器の製造
  • 生体代行装置
展開可能なシーズ (1)骨補填材料
(2)薬剤徐放性基板
(3)組織誘導容器、組織培養容器
(4)患部の補填
用途利用分野 強度と生体親和性に優れた骨・歯の置換材・修復材
細胞侵入性に優れ、骨形成能の高い骨組織培養基材
関連発表論文 (1)田中順三, 田口哲志. セラミックス生体材料の展望  組織再生のための生体材料の開発. 化学工業. vol.52,no.5,2001,p.329‐335.
(2)末次寧, 田中順三, 門間英毅. 自然調和を指向した自然融合物質・材料技術に関する研究 天然素材の構造形成過程を組み込んだ生物アパタイト模倣材料の創製(科学技術庁研究開発局S). 材料のエコマテリアル化のための評価・設計技術の確立に関する研究(第1期)成果報告書 平成5-7年度. 1997,p.307‐315.
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人物質・材料研究機構, クアーズテック株式会社, . 井村 浩一, 上本 英雄, 北條 顯道, 田中 順三, 菊池 正紀, 末次 寧, 山崎 拓, 木下 雅実, 蓑輪 信昭, . リン酸カルシウム系多孔質焼結体およびその製造方法. 特開2000-302567. 2000-10-31
  • C04B  38/10     
  • A61K   6/033    
  • A61L  27/00     
  • C01B  25/32     
  • C04B  35/447    

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