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石積壁の耐震補強方法

シーズコード S110004715
掲載日 2011年1月4日
研究者
  • 杉山 友康
  • 太田 直之
  • 岡田 勝也
  • 山本 彰
  • 鳥井原 誠
  • 山田 祐樹
技術名称 石積壁の耐震補強方法
技術概要 耐震補強方法は、石積壁の表面で4個の積石材がほぼ会合する積石会合部P1付近の積石材2B等をコア抜きカッター11で除去することにより、外部から胴込石領域に到達する挿入開口12を形成し、前端が尖端部13bで開口後端が流入口13cとなる打込注入管13を、挿入開口12から挿入し、衝打を加えて押し込む。打込注入管13は、尖端部と流入口との間に複数個の吐出孔13dを開設する。そして、この吐出孔13dが略上方に向くようにしてグラウト材16を注入した後に打込注入管13を引き抜いて硬化させ、略球根状の固化領域を4個の積石材の背後と地盤Gとの間に形成する工程を繰り返し、固化領域を石積壁の表面から見た平面配置が略散点状になるように複数形成させる。グラウト材は、例えば、ポルトランドセメントと砂と水とを混合して生成され、混和材又は混和剤は使用しない。グラウト材の所定の注入量は、必要なグラウト材の量をあらかじめ算出しておくか、又は、箇所P2~P5のうちのいずれか1、2箇所に注入確認管を胴込石4の中付近まで差し込んでおき、注入確認管からのグラウト材の漏出で判断する。
画像

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研究分野
  • 鉄道施設・建設一般
  • 建築物の耐震,免震,制震,防振
  • 基礎の破壊・補強,擁壁,その他
展開可能なシーズ 地盤法面に沿って積石材を積み上げ、積石材と地盤との空隙に積石材よりも小径の栗石を充填して地盤法面の崩落を防止し、土圧を支持する石積壁において、地震時の変形を防止するとともに地震時強度を増加させる。
打込注入管等が小型であるため、鉄道線路のわきの狭隘な施工現場であっても、小型機械と人力の併用によって、石積壁の耐震補強施工作業を実施可能であるため、営業している鉄道線路の線路閉鎖手続をとらずに施工を行うことができる。また積石材の背後の栗石の略全容積分をグラウト材で固化させる必要は無く、施工コストを低減でき、かつ、全体の施工期間を短縮できる。
用途利用分野 鉄道沿線法面石積壁、法面石積壁補強工法
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 財団法人鉄道総合技術研究所, 株式会社大林組, . 杉山 友康, 太田 直之, 岡田 勝也, 山本 彰, 鳥井原 誠, 山田 祐樹, . 石積壁の耐震補強方法. 特開2006-283309. 2006-10-19
  • E02D  29/02     

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