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ポリビニルアルコール系繊維の製造法

シーズコード S110005253
掲載日 2011年1月11日
研究者
  • 後藤 康夫
  • 成澤 達弥
  • 伊香賀 敏文
  • 奈倉 正宣
  • 大越 豊
技術名称 ポリビニルアルコール系繊維の製造法
技術概要 ヨウ素及びヨウ化物塩及び重合度が少なくとも1000のポリビニルアルコール系ポリマーを含む紡糸原液を、湿式法或いは乾湿式法或いは乾式法にて、凝固能を有する冷却媒体中に押し出しゲル繊維を紡糸する。得られる紡糸原糸を、脱溶媒後、高倍率に延伸することによってポリビニルアルコール系高強度繊維を製造する。この場合、重合度は1500~4000程度の比較的低重合度のポリビニルアルコールから、全延伸倍率が20倍以上である。紡糸原液には、ヨウ素Iとヨウ化物塩を添加するわけであるが、これらを共存させる理由は、水溶液中にヨウ素Iを溶解させる場合、ヨウ素は、単独ではほとんど水に溶解せず、ヨウ化物塩を共存させることではじめて高い溶解性を発現する為である。ヨウ素と共に紡糸液に加えるヨウ化物塩は、PVAの分子鎖間の水素結合を弱めるもので、具体的にはヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化アンモニウム、ヨウ化セシウム、ヨウ化ルビジウム、その他の金属ヨウ化物やこれらの2種以上の混合物等が挙げられるが、製造コスト面等を考慮すると、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化アンモニウムが特に好ましい。
研究分野
  • 半合成・合成繊維
展開可能なシーズ 水溶液状態のPVAにヨウ素およびヨウ化物塩を添加した紡糸溶液をゲル紡糸し、延伸することによって優れたPVA系繊維を製造する方法を提供する。
ヨウ素導入により塑性変形しやすくなるため延伸性が向上し、延伸により分子鎖の高配向性が付与され、重合度が1500程度のものであっても、1.9GPa程度の高強度の繊維が得られる。水溶液系であるため、有機溶媒系に比較して低コストである。
用途利用分野 タイヤコード、ベルト、ホース、ゴム補強剤、ロープ、FRP、FRC、産業資材
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人信州大学, . 後藤 康夫, 成澤 達弥, 伊香賀 敏文, 奈倉 正宣, 大越 豊, . ポリビニルアルコール系繊維の製造法. 特開2008-013855. 2008-01-24
  • D01F   6/50     
  • D02J   1/22     

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